山歴の続き。
明けて2012年も目標への準備が続く。
真冬は危ないと思いましたが、登山道ではなく林道歩きなら大丈夫だろうと1月14日に塩嶺峠近くの高ボッチ山に行く事にしました。
真冬の山も興味あったし。
全区間林道歩きなので危険性は無いので山歩きという感じでは無かったのですが、新雪歩きと氷点下10度を下回る冬の美しさが際立つ歩きでした。
興味の無かった冬山が好きになったのはこの経験が元かもしれませんねぇ。
この後はさすがに気温低下でアウトドアは厳しくなったのと、生活環境の変化などもあってしばらく行けなかったのですが足腰作り兼ねてを夏に山登りを再開しました。
まずは7月1日に手ごろな那須茶臼岳へ。
素人的には茶臼岳って敷居が高いイメージだったんですが調べてみると意外と初心者向けで峠の茶屋駐車場からは高尾山程度の山なんですね。
それでも半年間のブランクは痛かった(筋肉的にw
8月26日に二回目の那須へ。
この時はご来光を見たくなったのとトレーニングのために距離を長くしたので朝4時前に登り始めて山頂で日の出を見ました。
この時夜間装備とGPSデビューです。
その足で隣の朝日岳、更に奥の三本鎗岳まで行き、大峠から三斗小屋温泉を廻ってくるコース。
昔なら三本鎗岳なんてめちゃくちゃ遠くて行けないと思ってたけど行ったら近かったw
いやぁ、進歩だねぇ。
でも後半は辛かった。
道が荒れるてるうえ、暑くて水分切れに見舞われて三斗小屋温泉で水をがぶ飲み。
(最近の登山マップからはルートが消えてます)
体力もいっぱいいっぱいになって峰の茶屋に戻ってきた時はヘロヘロでした。
水分補給用のグッズが加わったのがこの後ですw
長距離歩行も耐えたしある程度足腰にも自信が持てるようになったので、9月29日に山小屋泊で念願の北アルプス初挑戦(焼岳はノーカン)
今考えると段階踏む順番を間違えてますが常念岳に一ノ沢から入りました。
安曇野からででんと見える常念岳は象徴的に見えたんですよね。
登山届も初めて書いた(オイ
標高差1,500mと空気の薄さを実感した山登りでした。
常念乗越まではなんとか登れたんですが、山頂まではご高齢のベテランに抜かれるくらい数歩歩いて一休みを繰り返して死ぬ思いでした。
夕飯は食欲なくてあれ軽い高山病ですね。
いやぁ、素人だわ。
初めての山小屋では勝手が分からず山の名前も知らないので周りの話題にもついていけずでしたが、小屋のご主人が色々話をしてくれて山小屋の良さを実感した山小屋デビューでした。
山小屋好きなのはこの経験からじゃないでしょうか。
この反省で穂高岳に行くには足腰が弱いとの判断と個人的に岳沢から登りたい願望があったので技術の向上するまで我慢の子です。
筋力維持には月1回は山に行かないと無理と悟りどこかしら行くように心掛け始めたものの、秋はイベントだ旅行だで行くことが出来ず。
だからってトレーニングって嫌いなんですよ、実践は好きなんだけど……運動部に入らなかった理由の大半がこれ。
結局再開したのは登れることを知った那須塩原の駅前に大きく見える黒滝山の12月9日。
既に雪景色でしたがGPSのおかげでコースロストの心配は無くなったのが強みとなりました。
この頃はまだ冬山装備が無くてホームセンターで買った昭和30年代みたいな農作業用の足首スパッツで登ってました。
稜線雪山の厳しさを知ったのがこの回で、目的地まで行けずに途中断念して引き返しました。
この年はとにかく反省と体力づくりの決意の年でした。
あんまり登れなかったね。