気になっていながらスルーしてた山シリーズ……いや、そんなシリーズではないのですが。
秩父に行った時にあそは登っておこうと思った山、武甲山です。
セメントの山として子供の頃から名前は知ってましたが、昔に初めて見た時のインパクトは大きかったです。
その頃は登れる山だとは思ってもみませんでした。
車で行こうかと思いましたが車だとピストン登山になるので電車にしました。
高速代を考えるとタクシーを使っても安いし。
いつものふれあいの道は行きに優等列車を極力使わないことにしてるのですが、今回は普通にレッドアローです。
オフシーズンなのでがら空きかなと思ったら結構な乗車率でした……飯能まで…w
夜勤帰りお疲れ様です。
横瀬駅に着いて見えた武甲山。
中腹でもやってるのが霧ではなく採掘の埃です。
こっち側からみると登ったら鉱山関係者に怒られそうですが、裏側は普通の山です。
しかも秩父山岳信仰の象徴的な山だったのに無残だわ。
日本の発展のために身を削る山の神に感謝。
タクシーで生川の採石工場群を抜けて着いた御嶽神社の一の鳥居が生川側の登山口。
結構雪が残ってたのと車の数が結構あるのにびっくり。
最初は林道歩きから9時スタート。
林道と分かれるここが実質的な登山口ですかね。
思ったほど雪もないし登山開始。
やっぱり気温が低いんでしょうか(この日は暖かかったですが)
水飲み場にある滝も凍ってました。
飲み場も不思議な氷を形成してました。
山としては初心者も登れる普通の山なので激しく険しいところもなく登って行きます。
途中の大杉の広場が休憩ポイントなんですかね。
周りの樹木との太さが段違い。
山頂近くになってくると雪が増えてきて滑る~
登りは気をつければアイゼン無しで行けましたけど下りはさすがに無理っぽい。
10時半に山頂近くの御嶽神社に到着。
祠じゃなくてでっかい社は想定外でした。
麓は里社なのでこちらが本社らしいですが凄いな。
神社の裏を少し登ったところに山頂がありました。
視界が開けていてかなり見晴らしの良い山頂でした。
見晴らしが良いのはフェンスの向こうが絶壁だからなんですが、下に重機が動き回ってました。
鉱山で使われる特大レベルなのに小さい……スケールが違うわ。
昔は山頂が違うところにあったらしい……
まあ、おかげで秩父盆地の絶景が見られるわけですが微妙な気分です。
以前歩いた高原牧場や美の山公園なんかも下に見えます。
こうしてみると位置関係がよく分かりますね。
時間的に余裕があったのでかなりのんびり気分でしたが、ご飯食べて11時半には下山を開始しました。
帰りは裏参道を使って浦山口の方へ抜けてみました。
陽当たりが良いせいかこちらは雪が少なくて助かりました。
表参道だとアイゼン使うところでしたが使わずに済みました。
途中の切れ目から荒船山が。
あそこも下仁田行ったからには登りたい山。
この後雪が無ければ来週にでも登れるかな?
沢まで降りてくると後は普通の林間歩き。
特に急な所は無かったので表参道とさして変わらないレベルでしょうか。
駅に近い分こちらの方が登山口としては歩きやすいかもしれませんね(ダンプも来ないし)
林道に出たここが下山口のようです。
ということで13時に下山完了。
林道をしばらく歩くと凄い絶壁が見えてきて、山小屋かと思ったら秩父28番札所の橋立堂が麓にあるらしい。
その休憩所のようです。
土津園(はにつえん)というお店でしたが、登山姿で行ったためかえらい歓待されました。
地元の方に武甲山は愛されてますねぇ。
横瀬側じゃないと買えないと思ってた武甲山の登山バッジも買えて助かりました。
14時15分浦山口駅に到着。
これまた味のある駅でした(駅員さんも)
冬場はなかなか本格的山登りとなりませんが、陽気にも恵まれて楽しい山登りした。