前日赤城山に行ったばかりですが、翌日が休みだとなんとなく出かけたくなるもの。
しかもお天気が良いとなれば尚更です。
さすがに山は辛いので以前准勅祭社巡りで甲州街道を府中まで歩いたのでその続きを歩いてみることにしました。
ということで府中です。
道中の無事を祈ってお参りしてから7時20分にスタートです。
歩き出してすぐの交差点に江戸時代の高札場があったんですね。
こういう歴史的な物にとんと疎いのですが、現役で市の広報とか出てたら面白いのにと思ってしまう。
しょうもなし。
暫く歩くと国道と合流します。
本道と旧道が一致するわけですが、歩く方としては面白味に欠けます。
やっぱり細道の方が街道っぽくて好き。
日野バイパスから先は都道に変わりますが、道は変わらず立派です。
よくよく見ると縁石に国道20号の表記があってバイパスが出来る前までは国道だったんですね。
どこも紐解けばそんな感じなんでしょうけど。
日野橋交差点からは旧奥多摩街道の表記の道に入ります。
方向が全然違うし「なぜ甲州街道じゃなくて奥多摩街道?」と思いましたがすぐに謎は解けました。
入ってすぐの交差点を左に曲がるのが旧甲州街道らしい。
道なりに行くのが旧奥多摩街道なんですね。
道は新奥多摩街道とぶつかりますが、そのまま直角に越えて行きます。
果たして何処へ?
答えは多摩川に出ます。
丁度多摩モノレールの場所の手前ですね。
昔は渡しがあったのか橋があったのかは知りませんが、ここで多摩川を渡ることになります。
川を渡った先で再び現甲州街道に合流するのでそこそこ昔の街道に沿った形で今の街道もあるんですね。
当然なんでしょうけど。
9時15分に日野に到着。
日野は旧本陣がしっかり残っていて街並みも少し古い商家があったりとなかなか良い雰囲気。
日野の鎮守である八坂神社に寄って御朱印を貰ってきました。
神社の案内には社殿は古いようなことが書いてありましたがどう見ても鉄筋作り。
よくよく覗いてみたら元の社殿を覆うように囲い建築してあるんですね。
これはこれで保存の方法なんだろうけどちょっと寂しい気もします。
日野駅をくぐって高台方向へ。
本来は線路を斜めに横断する感じで高台の地形に沿うように道があったと思いますが今は寸断されてるので駅通りを歩きました。
ところでこの高台、交差点の名称とか見ると日野台っていうんですね。
浅川を渡る前後で少し裏道に入るのでちょっと分かりづらいですが特に案内とか無いので事前調査が必須。
そして10時40分に八王子市内に突入。
八王子市って大きいけど市街地って意外と日野側に寄ってるのね。
歩いて初めて知りました。
やっぱり八王子の街は大きいですね。
あまり来たことは無かったですがこうして歩いてみると実感しますわ。
立川とどっちが大きいんだろう……駅の乗降客は立川の方が上だったかな?
街の大きさの割に八王子総鎮守社の八幡八雲神社は慎ましい大きさでした。
しかしこの日は七五三のお詣りも多くて社務所も忙しそう。
こんな日に御朱印だけですみません。
今回の歩きで一番甲州街道っぽいというか歴史っぽい感じがした所がここ。
武蔵野陵近くの旧道ですがなんでここだけこんな感じなんだろう。
きゃっぱり天皇陵がある歴史性だろうか。
高尾駅を過ぎるといよいよ国道とお別れ。
ここから小仏峠に向かう道ですが、すぐに駒木野に到着しました。
宿場町と言っても関所隣接の宿場なので町としては小さかったのかな?
一応今回の目的地はここです。
この宿場の鎮守社がどこかは定かではないですが、とりあえず近場の神明神社に行ってみました。
線路を渡るとたまたま貨物列車が疾走。
なんかレアw
戻ってきて13時30分だったのでもう一つ先の小仏まで行ってみることにしました。
その方がバスが始発で乗りやすいし次回楽。
しかし八王子ジャンクションの存在感有りすぎですね。
対照的に中央線の高架橋が煉瓦なのが歴史を感じます。
道が狭い割にバスがデカいのは田舎にありがちだけど意外と車の通りがあるので行き違いでよく詰まってました。
しかし凄いな地元民w
だいたいこの辺りが小仏宿でしょうか?
JRの小仏トンネル入口のすぐ先に小仏バス停がありました。
到着して1分しないうちにバスが発車。
もうちょっとゆっくりするつもりだったんですがあまりにもタイミングが……次が30分後だしね。
ついでに数少ない高尾山口駅行きに乗れたのは良かった。
おかげで交通費が大分安く済んだw
それと裏高尾の登山から下ってきた人達で結構混んでたのでやはり始発に乗って正解でした。
街道歩きも面白いので初めてしまいましたが次回は小仏峠越えなので登山装備ですね。
まあ、同じ山登りならふれあいの道が優先かなぁ。