関東ふれあいのみち、群馬県コースのオーラス。
先日雪が降ったっぽいのでどうしようかと悩んだんですが、山岳部も含めて晴天予報だったのでアイゼン持参で行くことにしました。
今回は沢入駅までなのでフリー切符の方がお得。
ということでフリー切符を買ったのですが、桐生駅の券売機なので味も素っ気も無いです。
9時前に沢入駅に到着。
秋葉原を出たのが5時前なので現地まで4時間かかったよ……疲れた
前回来た時は足尾方面に歩きましたが今回は反対方向に少し戻ります。
国道にすぐ出る車道ではなくて細い里道がルートになっているのでそちらを歩行。
途中自販機を確認して帰りの水分補給箇所も万全。
駅近くに自販機無いのよね。
さて、国道を越えるといよいよ登り道。
今回のコースは全長で20km、標高差で1,000mなんですが、山慣れしてないと辛いよねぇ。
ふれあいの道とは如何に?
すぐの集落を抜けると林道なので車が来ることも無く歩きやすいですが結構な勾配でした。
9時40分に塔ノ沢方面と折場口方面の分岐に到着。
ここから円形コースなのどちらから行ってもいいんですが、舗装された林道の方が登るには楽だろうということで折場口登山口から入る事にしました。
この判断が正解だったことを後で知る事になるわけですが……
林道をぐんぐん登ってるわけですが上空には送電線が。
インフラ凄いな。
林業もそうですが、送電線のメンテナンスの為に林道が整備されていることを考えると電力会社には感謝ですな。
しかし舗装道とはいえ登りがキツいっす。
ということで最終的に見上げてた送電線の上まで登ってしまうのでこの辺りの爽快感が山登りの醍醐味。
標高も1,000mを越えると景色も開けてくるので心なしか足も軽くなりますね。
辛いけどw
休憩無しで歩き続けて11時に折場口登山口に到着。
(このまま進むと前回歩いた大滝の道に出る事を後から知りました)
燃料切れなのでここで小休止。
心配された雪もほとんどなくて快調に登ってこれました。
ここから山に入るので実質スタートですね。
車が一台もないので登山者はいないっぽい。
登山道に入ると雪がちらほら。
特に気になる程では無いのですが、坂道なので足を取られないように要注意。
少し登ると開けた場所に出ました。
景色いいわー。
白い筋状に雪が残ってるのが登山道なんですが見た目以上に歩きづらかった。
登り切ったら雪がたくさん。
アイゼンの出番はないですが完全に雪山に変わりました。
一気に風景が変わった気がします。
白い世界……
尾根歩きは迷いようもないですがこうなるといよいよ道が分からない。
GPSと赤テープのおかげで迷いはしませんでしたがガスってたら危ないよね。
12時に無事展望台に到着しました。
誰もいないし展望台の上でお昼ご飯。
久しぶりにご飯もので「ひじきご飯」と「大人の蒲焼」
CHABARAで適当にみつくろったら、そそるネーミングの缶詰を見つけたものでw
ご飯とコーヒーで小一時間休みましたがいよいよ塔ノ沢へ下山
と、その前に賽の河原を見学。
雪が多くて今ひとつ良く分かりませんが岩がいっぱいってことなのだろうか。
さて今度こそ下山ですが……雪で全く道が見えない。
写真はある程度コースが確定した後ですが、下り初めは一面雪の急斜面だし何処がコースやら全く分からず困りました。
地形と地図を見比べた上でGPSもほぼズレがなかったのでコースがあるだろう場所は分かったのですが、単なる雪の急斜面を下る時は滑落に気をつけながら一歩一歩というGWの北アルプスの予習をさせて頂きました。
これ上りだったら目的地も見えずルートが取れないのでかなりキツかったかなぁ。
谷筋だとGPSもズレるし。
沢沿いに歩けばいいので道迷いの危険性はなかったのですが、道の取り付けが結構シビアな所が多くて沢に落ちないように高巻きしたりと苦労しました。
とりあえず凍結はなかったのでアイゼンは使わなかったけど、雪の量が減って道が見え始めた時は本当にほっとしました。それと赤テープは心強かった。
安心感が半端なく本当に助けられました。
13時40分に寝釈迦に到着。
賽の河原からなんだかんだでほぼ標準タイムで歩ききりました。
ヤレヤレです。
奥にある相輪塔も見に行きましたがやっぱり雪の季節に来る場所じゃないですね。
人がいないのでゆっくり見られたのは良かったです。
寝釈迦から先は雪もほとんど無くなったので普通の沢筋の山歩きでしたが、岩が結構ごつごつのコースで一般の人はちょっと辛いかも。
いずれにしてもコース選択としては今回の判断で良かったみたい。
14時40分に塔ノ沢登山口まで下りましたがこちらも登山者は当然おらず。
結局時季としては早すぎなんですよね。
熊が起きる前に歩いてしまいたかったので無理しましたがあそこまで雪が多いとは思わなかった。
更に10分ほど歩いて無事分岐点まで戻りました。
ここまで来れば後は来た道なので気楽です。
15時半前に無事沢入駅に戻りました。
登山計画では16時10分頃の到着だったんですが、早めに着いたのでぎりぎりでしたが1本前の列車に乗れました。
15時31分を逃すと次は16時50分。
この差は大きい。
そういえば沢入駅構内の道を歩いた際気が付いたのですが、駅のポイントって今では珍しいスプリングポイントなんですね。
間近で見たのは初めてかも。
まあ、なんとか群馬県コースを3月中に終わらせる事が出来ました。
群馬県に入ったのが2016年の6月だったから1年10ヶ月ほどかかりましたが、連絡道も含めれば400kmほどを歩いたことになります。
次回からは栃木県のコースに入りますが日光も熊が多そうだから嫌だなぁ。
とはいえ今回より雪も多い場所になるので4月中旬以降ですかね。
暫く休憩して甲州街道か普通にどこかの山に行く感じかな。
—【参考メモ】—
<秋葉原からの足>
秋葉原
4:49 京浜東北線(大宮行) 4:53
上野
5:10 宇都宮線(宇都宮行) 6:25
小山
6:30 両毛線(高崎行) 7:29
桐生
7:44 わたらせ渓谷鉄道(間藤行) 8:52
沢入
<帰りのお風呂>
水沼駅で途中下車すると「水沼駅温泉センター」があります。
大間々駅で途中下車すると「千代の湯」という銭湯があります。
また赤城駅に方向に向かうと「高砂の湯」という銭湯があります。
どちらも16時開店です。
<山バッジ>
今回はありません。