台風が微妙に逸れたので、連休を使って再びの北アルプス登山です。
今回は信濃大町駅からバスです。
何回か乗った経験がありますが、今回のバスはいつもと違って北アルプス交通のバス。
アルピコ交通じゃないのね。
しかし今回も空いてるなぁ。
台風のせいか、コロナのせいか。
扇沢駅もガラガラ。
二番バスといってもこの少なさは……
今回は黒部アルペンルートではなくて針の木沢の登山口です。
7時のスタート。
以前針木岳からの縦走で登ったコースですが、今回は人も少ないのでゆっくり歩けます。
大沢小屋は昨年に続いて休業中。
まあ、休憩ポイントですね。
大沢小屋を過ぎてしばらく歩くと針ノ木沢の雪渓です。
前回は秋だったので無かったですが、今回はしっかり雪渓が残ってました。
針ノ木大雪渓は白馬、剱沢と合わせて日本三大雪渓だそうですが、扇沢から入れるのに人が少なくて本当に穴場的な所ですね。
雪渓が終わった後の急登の方が実は疲れる。
前回登った時も結構な登りだとは思いましたが、やっぱり辛かった。
特に最後のつづら折りは延々と勾配を稼ぐ登りは結構心折れます。
今回はガスが出ていて先が見えないのも余計かも。
11時半に針ノ木峠の小屋に到着。
ガスは雪渓だけのようで、登り切ったら景色が広がってました。
この瞬間がご褒美です。
この後、普通は蓮華岳か針木岳まで行くんでしょうけど、寝不足で体調が今ひとつ。
初日はここまで。
この日は台風でキャンセルが大分出たようで、小屋一区画に一人でした。
三連休なのに滅多にないくらい快適だわぁ。
二日目は朝食をお弁当にしてもらって5時から登山開始。
ルート的に余裕が欲しかったからなんですが早起き。
針ノ木岳の方は良い感じなんですが、蓮華岳の方はガス気味。
やっぱり安曇野側はガスが登りやすいですね。
天然のコマクサだらけなんですが、写真だとちょっと分かりづらい。
他の所みたいに保護されたものじゃなくて天然モノです。
普通に登山道に咲いてるので、気をつけながら歩かないと。
途中でお弁当を頂いて、蓮華岳の山頂に6時40分到着。
普通に歩けば小屋から1時間くらいかな?
山頂からは大下り。
500mほど下るのですが、急だし結構険しかったりする。
下る途中でシロバナコマクサが咲いてました。
道端にナチュラルに咲いてます。
貴重なんだそうな(へー
それほど険しい場所はないのですが、所々に崖下りや登りもあったりと変化に富みます。
夏ということで、陽射しで結構暑い。
水分の量だけ荷物が重い~
再び登り返して北葛岳。
ガス気味ですが、景色は見えたり隠れたりといった感じ。
終始こんな感じなので、それほど飽きは来ない歩きです。
というか歩くので結構余裕がないw
そして再び下る。
下った分だけ再び登る。
この日も累積標高は1000mほど登ったくらいかな。
二日目は足にきますな。
11時半に七倉岳に到着。
雲の切れ目の所に前日泊まった針ノ木小屋が見えます。
歩いたねぇ……
山頂付近で雷鳥親子に出会いました。
本当に人間を怖がらないので近くまで行ってもすまし顔。
12時過ぎに船窪小屋に到着。
なんとかガスが出る前に着くことが出来ました。
船窪小屋に来たのは烏帽子岳から来た時以来2回目。
囲炉裏のあるランプの宿です。
この日も人が少なく4人の宿泊。
うーん、やっぱりお天気?
ということで三日目は下るだけですが雨となりました。
スタートは霧でしたが下るに従って本格的に。
雨の中1300mを一気に下るのは結構気疲れします。
滑らないようにしないといけないし、足は疲れてるし。
3時間半かけて七倉の登山口に着きましたが、登山口が見えた時は「やっと着いたー」って感じでした。
もう足が震える一歩手前です。
やっぱり乾いた道がいい
今回は歩き残していた針ノ木~七倉の間を歩いた訳ですが、想像していたより変化に富んだみちでした。
台風の間隙を突いての歩きにしては、お天気は上々でした。
このコース、次の機会はあるのかなぁ?
お花が印象的でしたが、基本的に秋歩きな自分なので余計にそう感じたのかもしれません。
今年は秋歩きがまだあるので、北アルプスはまだまだ続きます。