嶺宮参りで御朱印登山

投稿者: | 2021年9月19日

今年はなんだかんだで北アルプスに来ることが多い気がする。
「関東ふれあいのみち」が通行止めで、街道歩きや御朱印歩きなど、比較的人が多い場所歩きを控えているから自ずと山が険しくなるw

さて今回は自分の心の山、穂高岳です。
三連休で行くつもりだったのですが、1ヶ月前の山小屋獲得競争に負けまして、一週間前倒ししました。
有休が取れて良かった……

今年は穂高神社の三宮参り(本社⇒奥社⇒嶺宮)をやろうとは思ってたのですが、夏前に登山安全祈願で本社に行ったら、今年から嶺宮の御朱印が出来たそうで。
「以前登拝された方もにも差し上げますよ」とは言われましたが、登山予定だったのでその時に頂くことにしました。
以前蝶ヶ岳から降りてきた時に、上高地の奥社でも頂けることは確認していたので、下山時に貰うつもりでお出かけです。

駐車場バス乗り場
初日は岳沢小屋までなのでゆっくりめの出発。
自宅で早起きになったものの、睡眠も取れて身体が楽です。
まだまだ夏山シーズンだけあって、現地9時で沢渡バスターミナルの駐車場はいっぱい。
足湯公園の方にならなかっただけでも助かりました。
皆さん既に上高地入りしてるのか、バス乗り場はがら空きです。

上高地から岳沢登山口
もう何度となく見た景色。
低い雲が垂れ込めていますが、小屋付近はガスは掛からずといった感じ。
曇り予報だったけど雨が降ったようで、「レイン装備になったらやだなぁ」と思いながら、お馴染みの岳沢登山口から入ります。

お弁当河童橋方面
途中の見晴らし場で早めのお昼ご飯。
小屋までだとこの場所くらいしかいないのよね。
スタートが遅かったので河童橋で買ったお弁当です。

岳沢小屋ビール
13時に岳沢小屋に到着。
アルコールを解禁する(長野県様々exclamation×2
アルコールとはご無沙汰してるしねぇー(長音記号1)
曇天模様ですが、下界は見通せるのでそれなりに楽しき時間。
でも、ちょっと寒いかな。

前穂高方向岩場
翌日は6時に出発、高い曇り空。
山頂までは何も無いので暑くも無く絶好の登り日和ですな。
途中のこの岩場登りで水筒を落としたみたい。
一滴も飲んでいないポカリが……バッグ内に1リットルの水を入れてたから心配はなかったけどへこむ。

最後の登り紀美子平手前
森林限界を抜けた後は変わらず楽しい。
今回、急がずマイペースで景色を楽しみながら登りました。
紀美子平に至るこの最後の登りは濡れてると緊張するよねぇ。
以前土砂降りの中降りたことあるけど。

前穂高岳へ上高地方面
8時半に紀美子平に到着。
今回はスルーしようかと思ってたけど、やっぱり行きたくなるのが人情。
さらに登って前穂高岳に9時登頂。
雲がずっと高くて見晴らしは最高でした。
上高地は前穂高岳から見る景色が一番好きですね。

バリエーションコース
なんか凄いところ登ってきてる人がいましたよexclamation&question
自分は普通に登れればいいや(一般人からは普通じゃないらしい

紀美子平吊り尾根
戻ってきて狭い紀美子平は人がいっぱい。
お昼には早いしそのまま吊り尾根に向けて出発exclamation
こうやって見ると奥穂高岳まで近いんだけどねぇ。

吊り尾根2吊り尾根から
狭い吊り尾根の道を歩きながら、横目に眺める上高地の景色が本当に良い。
奥穂高岳に登る時は涸沢から登ったことがなくて、いつもこのコース。
大好きなコースの一つです。

涸沢方面お弁当
吊り尾根で初めて涸沢が見えるようになる地点が個人的な休憩ポイント。
時間的にも丁度良く、奥穂高岳の山頂はちょっと人が多いのでこちらの方が落ち着けるのですわ。
岳沢小屋で用意して貰ったお弁当でお昼ご飯ですが、心なしか食欲が無いのは軽い高山病だな。
ポカリを失った代償はデカいw

山頂お参り
12時半に奥穂高岳の山頂に到着。
想定より大分早く着いたので、かなりゆっくり出来る。
まずは下山後に御朱印を頂くための証拠写真(申告制なので別に必要ないけど
登山安全祈願の御守りと御朱印帳を置いて嶺宮参り。

山珈琲槍ヶ岳
そして今回の目的のもう一つ山珈琲。
これがやりたくて重い機材と水を持ち上げて来たんだよ……重かった。
槍ヶ岳はどこから見ても槍ヶ岳。
でも近くに見下ろすことが出来るのはここだけ。
3180m Vs. 3190m
まあ、あまり変わらないけどねw

穂高岳山荘涸沢カール
14時過ぎに穂高岳山荘に到着。
もう少し山頂でゆっくりしたかったけど、風が出て少し寒かったから撤収しました。
それでも十分に山頂を堪能しましたけどね。

ザイテングラート涸沢ヒュッテから
最終日は下山日和の快晴。
6時に小屋を出ましたが、涸沢って大きいから近いようでなかなか下りきらないのよね。
涸沢ヒュッテには7時半の到着。

難所梓川
天気もいいので予定通りパノラマルートで帰ります。
何回も通ってますが、崩れて段々難易度が上がっているようなw
難所をいくつか抜けて梓川が見えれば後は普通の歩きなので安心。

涸沢方向お弁当
今回も荷物をデポして屏風の頭手前の三角点まで行ってきました。
後々考えたら屏風の頭まで行けば良かった。
9時と少し早いですが朝食が5時だったので早飯です。
景色いいわぁ~
しかも人が誰もいないw

槍ヶ岳方面屏風の頭
ここは蝶ヶ岳から見える槍穂高のバージョンアップ版といった感じ。
本当に遮るものが無く綺麗に見えます(しかも近いぴかぴか(新しい)
屏風の頭は行くのに一度大きく降りないといけないのがねぇ。
景色的にあまり変わらないからお帰りの疲れた足だと行く気がなかなか……

谷下り下山口
デポ地点に戻って後は下るだけ。
それだけが長い。
谷の向こうに登山道が見えるけど、あそこまで行くのに30分かかる。
結局11時半に下山口につきました。

新村橋
下ったとは言ってもまだ新村橋。
先は遠いのです。
でも新村橋を渡ってると、人とちょっと違うコースを歩いてきた感あるよね。

穂高神社奥宮穂高神社嶺宮御朱印
一般的な上高地と言える明神に着いたのが13時。
ここまでくれば後は観光気分で帰れるので気楽です。
そして今回の主目的である御朱印。
頂いてきました。
登頂日を聞かれたので前日行った事を伝えると前日付で御朱印を書いて下さいました。
ありがたやー。

実はこの御朱印自体は本社にある遙拝所でも頂けるのですが、その場合「遙拝」の印が入ります。
頂くのに本格的な山岳登山が必要ですが、実際は行ったと申告さえすればもらえるみたいです。
物の価値は本人次第ってことなんでしょうね。

今年の山は北アルプス主体で進行してますが、まだ行きます。
というか自分の山時期って秋なんですよね。
これから本番。

今回の歩行マップ
歩行マップ