今年も伊勢神宮の参拝ついでに熊野古道を歩いて来ました。
昨年は栃原まで歩いたのですが、今回は伊勢神宮の別宮である瀧原宮まで歩きました。
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スタートの栃原には岡島屋さんがあるのですが、ネット予約が出来なかったので松阪市内のホテルに泊まって早朝移動です(何回か日中に電話してもつながらなかったので)
まだ7時半だけど紀勢本線って本数が少なすぎ。
次の列車が2時間半後じゃ使えない。
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町を出て続く細道が熊野古道。
こんな感じかなぁ、と思って歩いていたら山道への誘い。
マップ的には左への分岐なのですが……
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くぐるような橋もないのでどういう構造かと思ったら想定外の構造でした。
トンネルなのか排水口なのか。
夏場は虫がいそうで嫌な道だわw
中腰歩きで移動です。
線路があって古道に入れないから苦肉の措置なんでしょうね。
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この区間は古道というよりは単なる山道ですな。
今回あまりない未舗装区間です。
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山道を出たらここからは車道歩きです。
こんな感じの細道ならまだ趣もあるのですが。
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今の熊野街道に沿って歩くのかと思いましたが、意外と旧道が残ってます。
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左の道が旧街道でさらに左の林に入るのが古道。
ちょうど猿木坂眼鏡橋のところですが、眼鏡橋の方が明治以降に作られた道だそうです。
当然江戸時代は沢ごとにアップダウン。
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基本的に古道と旧街道は別物のようで、車道に出たり山道に入ったり。
いつもの街道歩きよりは変化があって面白いです。
町が売りにしているのか、道案内も豊富なのでありがたいですね。
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定峠を越えて下三瀬へ。
下りきったところから三瀬の渡しの方は、国道整備の関係で本来の古道は失われているっぽいです。
明治期以降の街道は、三瀬の渡しに向かわずぐるりと迂回して宮川を橋で渡っています。
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三瀬の渡しへ降りる元の道は腰掛け岩の方向にあったと思いますが、今は護岸の脇を降りていきます。
ちょっと趣はないですね。
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三瀬の渡し場に着いたところで、前日に買った赤福で腹ごしらえ。
茶屋の休憩的な雰囲気でのちょっと気持ち良かったです。
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宮川を渡ることが出来ないので橋があるところまで迂回しないといけません。
旧国道をいくのもいいですが、少しだけ歩行距離が短い長ケ大橋経由で歩きました。
それでも4キロほど、丸1時間かかりました。
正面に見えるのが先ほどまで居た対岸です。
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対岸のすぐそばにあるのが多岐原神社。
内宮の摂社ですが、公共交通手段の不便さでは一番でしょうね。
伊勢市内ならレンタサイクルもあるのですが。
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三瀬の渡しの反対側からすぐのところに三瀬坂峠の入口があります。
ここからまた山歩きですね。
標高差は小さいので軽い上り坂です。
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誰もいないのかと思いましたが、すれ違う人もいたりして、やっぱりこういう古道っぽい場所は歩く人もいるんですね。
12時半に峠に到着です。
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峠から下ってきて少し歩いたら、13時半に瀧原宮に到着。
初めて伊勢神宮に行って以来、別宮、摂社、末社を巡っていますが、離れたこの場所が最後になります。
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瀧原宮に参拝して、一番最後は長由介神社で全宮詣でが完了。
長かった。
数年掛けて巡った伊勢神宮巡りですが、一般的な神社のイメージと違うのが興味深かったです。
まず賽銭箱がない所が多い。
あくまで神様は本宮ってことなんですかね?
次回からは純粋に熊野古道歩きかな。
伊勢路を全区間歩く人は多くないと思いますが、遠隔地なので歩ききれるかは不明ですが、気長に歩いていきたいと思います。