関東ふれあいの道も終わったので近場の山でも攻めようかと、人気の川苔山に行ってきました。
今回は奥多摩駅まで行くので、次のダイヤ改正でなくなる「ホリデー快速おくたま号」を使ってみました。
さすがに冬ということでそこまで混んではいないのですが、思ったよりハイカーの方が乗られてますね。
とはいえ人気の奥多摩なので、そこそこ混むのかなとと思ったら、奥多摩からのバスは超満員でした。
臨時便の2号車も出たのにすし詰め。
運良く臨時便に回ったので座れましたが、バスで体力は使いたくないですわ。
川苔山の登山口である川乗橋も大混雑。
以前の関東ふれあいの道東京コースで冬の奥多摩が混雑するのは分かっていたつもりでしたが、やっぱり凄かった。
バスを降りて準備を済ませた集団が動き出す前に移動を始めました。
9時前のスタートです。
最初は舗装された林道歩きなので楽々です。
夏場だったら涼しげですが、冬は日が当たらないので寒い。
そこそこ登ったところでいよいよ山道に入っていきます。
入口にある小屋はトイレかと思ったら、小規模水力発電の設備でした。
駅で済ませてくるが正解ですね。
人気の山だけに道はよく整備されていて歩きやすい。
そこまで急な坂もないので、楽しみながら登れるのも良い。
雪が残ってるかと滑り止めも持って行ったのですが、日陰にうっすら残っている程度でした。
それでも気温が低いので湧き水なんかは凍っているから足元注意ですね。
今回人が少ない少し迂回するコースをとったのですが、やっぱりサブルートだったみたいです。
メインルートから別れたら道が細くなりました。
特別景色の良い場所も無かったので、普通に行っても良かったかも。
最後の一気の登りがちょっと辛かった。
11時半に川苔山山頂に到着。
人がいっぱい。
でも景色は良いところでした。
登りやすく景色が良い山はどこも人気ですね。
特に奥多摩という地の利もあると。
いつも通りレトルトカレーと山珈琲をやって一時間ほどで移動を開始。
下山するだけなら急ぐ必要はないのですが、今回縦走予定なのでちょっと急ぐ。
鳩ノ巣駅方面への下山道ということで、こちらも道は良好で「やっぱり奥多摩は整備されてるなぁ」なんて歩いてました。
しかし下山しない縦走路に分岐から入った途端に道の様相が変わりました。
「踏み跡薄い……」
普通に道はあるんですが、結構際どい斜面への取り付けもあって、完全に中級以上の道になってます。
しかも縦走路のこぶを登った所で膝に違和感が。
「これ登ると絶対痙攣起こすパターンだわ。」
経験的に分かる予兆信号。
寝不足が続いて来たのがいけなかったのかもしれません。
さらなる悲劇が、この岩場の写真を撮った時。
道案内のガーミンGPSが斜面を転げ落ちていきました。
「マジかい……」
10mほど急斜面を転がって倒木に引っかかったのを確認。
谷まで落ちずに済んだのは幸いですが、回収しないわけにもいかず、単身急斜面を木や岩を使いながら下りました。
転んだら自分が滑り落ちるので結構緊張しました。
なんとか回収したものの、ただでさえ調子が良くない足にさらなる負担もかかってギブアップ。
縦走を止めて先にある分岐から下山コースに入ることにしました。
下る分には足は元気だったので、こんな道でしたがとりあえず分岐のある大ダワまで移動。
縦走を続けるには、この下った分を登り返すので確実に足にきますね。
無事大ダワに着いて、ここからは安心の下山道です。
ちょっと名残惜しい気もしましたが、日が短い今の時期は危ないので無理をせず諦めました。
枯れ葉の道が少し危なっかしいですが、マーキングはしっかりしていたので予定外の道でしたが普通に歩けました。
川苔山からの下山道と合流するとさらに道が良くなって、ここまでくれば気持ち的にも余裕が出ました。
15時前に里にある熊野神社境内に出ました。
最後は正規ルートではなく、近道ルートだったみたい。
鳩ノ巣駅脇の踏切でちょうど東京方面行きの電車が来ました。
普通ならアンラッキーなんですが、踏切を渡ってたら車掌さんが「停車時間がありまーす」と声を掛けてくれました。
親切だなぁ
でも温泉に入るのでこの後に来る反対行きの電車で奥多摩駅まで戻るんだ、すまない。
結局、奥多摩駅に戻って以前入ったもえぎの湯に入って、帰りも東京行きのホリデー快速おくたま号で帰宅しました。
ちょっと足の都合で本仁田山に行けなかったのが残念でしたが、また登る機会を設けたいと思います。
奥多摩駅近辺だと、あと鷹ノ巣山かな。
奥多摩はちょっとバスで懲りたので、次来る時は早い時間か、バスを使わない場所にしたい。