冬の奥多摩歩き(前半)

投稿者: | 2023年2月28日

飛び石連休って有休が取れると便利ですよね。
人混みを避けて出掛けるには最適です。
今回は幸いお休みが頂けたので冬の山登りです。

ホリデー快速おくたま号奥多摩駅
前回最後かと思っていたホリデー快速おくたま号。
東京始発だと便利なんだけどねぇ、自分的には。
前回は奥多摩駅から川乗橋行きのバスに乗りましたが、今回は直接スタートです。

石尾根スタート
駅前から見えるここを登って最奥地まで向かうのが今回の計画。
フル装備なので荷物が重い……

参道分岐参道入口
しばらく登って行くと小さなアンダークロスがありますが、このまま車道を進む方に登山口の指示ですが、実はこの上の道を使うと近道。
分かりづらいですが、羽黒八幡神社の参道で道を作ったときに参道口とつなげるために無理矢理作ったっぽい。
登って行くと再び元の車道に辿り着くのですが、大分短絡出来ました。

登山口登山口2
さらに歩くとここが本当の登山口。
一見なんでもない山への入口ですが、ここから長い長~い道程の始まりです。
「石尾根縦走路、六ツ石山」なんですね。
9時半前のスタートです。

登山道登山道2
このコース何かあるかというと実際は何も無いです。
それなりに歩きやすいのですが、橋が微妙に腐っていたりと慎重に進みます。
この日は気温が高めなのでシャツ1枚で丁度良いくらいでした。
長丁場なので汗あせあせ(飛び散る汗)をかきたくない。

三ノ木戸山分岐三ノ木戸山
分岐に荷物を置いて一旦折り返して、11時過ぎに三ノ木戸山に登頂。
景色は特になく、大学の演習林の作業場っぽいです。
とりあえず一つ目を登頂。

尾根道尾根道2
「少しは雪が残っているのかなぁ?」なんて思ってたら残雪皆無。
重いのにアイゼンまで持ってきたというのに。
まあ、無いに超したことはないけど、今回雪を目当てに来たのもあってちょっと残念感。

六ツ石山分岐230223_16.jpg
六ツ石山は尾根道からちょっとだけ外れたところ。
というか本当に目と鼻の先でした。
ここまで来ると雪が現れ始めました。

六ツ石山北面六ツ石山北面2
六ツ石山分岐から山の北面に入るので雪が多め。
ちょうど抜けてきた人に状況が確認出来たので、要滑り止めということなので六本爪アイゼンを装着。
この程度ならチェーンスパイクで十分なんですけど大は小を兼ねるということで。

分岐巻き道
北面を過ぎてしまえばまた雪の無い普通の山です。
雪に戯れたい気分だったのでちょっと残念気分で先を進みましたが、荷物の重さもあって尾根道歩きへの忌避感が増大して城山に向かう右の登り道を見て気力減退。
真っ直ぐに進む巻き道の誘惑に負けて巻き道へ進行。
しかしこの巻き道がまた細くて、片足分くらいに細かったり、水平が失われている場所もあって、重い荷物を持っての移動は結構な緊張感でした。

渡り道
一カ所尾根道に移動出来る場所があるのですが、この時点で鷹ノ巣山に登れる気力も体力もナッシング。
水平移動の尾根道ならまだ行けるので気力を振り絞ってさらに歩きます。
正直途中で挫折しても野営出来る装備があったので安心感で焦らず歩けたのが良かったですね。

鷹ノ巣山避難小屋小屋内
15時半前に鷹ノ巣山避難小屋に到着。
混んでいたら野営も覚悟していましたがこの日は自分だけ。
ここで厳冬期用に買ったシュラフが登場。
結局そこまで冷え込まなかったのでなかなか快適な一晩でした。

鷹ノ巣山へ鷹ノ巣山
二日目は足が回復したのでとりあえず空荷で鷹ノ巣山に登ってきました。
誰もいない静かな山はいいですね。

鷹ノ巣山山頂から
鷹ノ巣山は人気の山なので景色も期待していましたが、なかなか良い景色でした。
曇り空とはいえ、富士山も見えて何となく幸先の良い朝です。

登り返し日陰名栗山
さて、小屋に戻って8時にスタート。
足の方もある程度回復したので尾根道を歩きます。
日陰名栗山は30分ほどの登り返して到着。

高丸山へ山頂直前
もう一度下って再度の登り。
しかし高丸山はなかなかの急勾配。
巻き道に行きたくなる気持ちも出そうですが、この山だけは巻き道が通行止め。
2019年の台風19号の爪痕が未だに……で、山越えのルートしかないのですが、山頂直前の登りがエグかった。
足場が崩れてるのでほぼ直登ですね。

高丸山
9時半前に高丸山到着。
二日目最後のひと山ですが、この日は軽めなのです。

稜線分岐水場
七ツ石山へ向かう途中の分岐で小屋へと転進。
下る途中にある水場は生命の泉。
我慢してきた水分を身体に補給しました。
生き返る~るんるん

七ツ石小屋七ツ石小屋2
ということで11時過ぎに七ツ石小屋でこの日の行動は終了。
一日目に頑張りすぎたので、大事を取って短めの行程で計画をしました。
この七ツ石小屋は自炊小屋なのでご飯はありませんが、暖かいお布団で眠れるのが何よりの贅沢なのです。
落ち着きます。

ご褒美雪景色
無事小屋に着いたので乾杯。
良い感じに酔って小屋の中でごろごろしてたらいつの間にか雪景色に変わってました。
おっとあせあせ(飛び散る汗)

後半へ続く)

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