前半の続き。
七ツ石小屋はなかなかアットホームな小屋でした。
自炊小屋って初めてでしたが、同泊の人達との会話も楽しいですね。
普通の小屋の自炊場とは違って食事を作りながら会話が進むという独特の雰囲気。
昔の小屋ってこんな感じだったんですかね。
この日は自分も含めて4人の宿泊でした。
翌朝は真っ白。
三日目も距離が短いので朝はゆっくりです。
部屋の窓からしばらく外を眺めてました。
気温はそれほど低くないんですよね。
前日と打って変わっての雪景色ですが、積雪量自体は少ないので歩きやすい。
滑り止めの6本爪アイゼンが大活躍です。
天気が良いので早めに出発しましたが正解だったようです。
誰もいない山頂が実に気持ち良い。
30分くらい山頂で景色を堪能していました。
そしてこれから向かう雲取山。
元々雪があったようですが、すっかり雪景色になってますね。
起伏は大きくないのでのんびり歩けそうです。
さすがに下りは滑り止めが無いと恐い。
このくらいの積雪レベルになるとアイゼンの方が安心感があります。
根雪が凍っていてもガッチリ歩けます。
この辺りが奥多摩小屋跡なんですかね?
山頂の避難小屋が見えてきました。
最後のひと登り~
ということで11時前に雲取山の山頂に着きました。
厳密には山頂ではないんですけどね。
山頂直近より景色がいいのはここなんですよ。
雲取山荘に行くのにどうせ山頂を通るので、避難小屋前でまったり休憩してました。
14時くらいまで山頂を堪能するつもりだったんですが、天気予報通り天候が悪化傾向。
12時くらいに雪が降り始めたので早めに雲取山荘に向かうことにしました。
移動途中で本当の山頂をパチリ。
ここにある三角点は明治初期に設置された官制三角点が出来る前のもの。
普通の形状と違うんだそうな。
雪が強くなる前に移動ということで山の北側に下り始めたら、登りとは格段に違う雪の量。
こりゃアイゼンで良かったと思いました。
山荘には13時に着いてしまったのですが、受付開始が14時なので1時間ほど暇を潰してました。
無為の時間を過ごすのが上手くなったなぁw
2014年以来の雲取山荘です。
冬の雲取山荘って寝室に炬燵があるんですね(ヌクヌク
夜半前には雪は止んで翌日は快晴です。
お天気が良いので気温も真冬が戻ってきました。
写真撮影が辛かったw
雲取山荘は7時までに出ないといけないので、7時前に出発です。
なかなか慌ただしい小屋だこと。
埼玉県側はやっぱり雪が多いですね。
元々の雪なのか、新規の雪のせいなのか。
途中で長沢背稜への分岐。
以前歩いた天目山からそのまま歩くとここに出る訳ですが、距離があるし踏み跡薄いし、初めては危険なので計画から除外したコース。
雪が融けたらあらためて歩いてみたいです。
ちょうど白岩山に向かうこの部分が最も険しい部分で、注意看板出ているくらいだけあって緊張の続く道でした。
途中にある白岩小屋は崩壊寸前、避難小屋にしても恐いかなぁ。
いつ崩れるのやら。
旧小屋番部屋あたりなら潰れることはなさそうだけど。
近くにある見晴らしからの景色は素晴らしかった。
「お清平」「霧藻ヶ峰」と進むに従って積雪も減少。
ここまで来ると標高も300mほど下がるので当然といえば当然ですね。
霧藻ヶ峰の反対側に降り始めると雪もほとんど無くなったので、冬でもそこまではハイキングコースといったことでしょうか?
ちょっと逸れますが、妙法ヶ岳にも寄ってきました。
雲取側から入るのは初めてですね。
雪もほとんど無いので、普通のシューズで来てる人もいたけど大丈夫かいな。
12時過ぎに三峯神社の奥宮入口まで戻ってきました。
コロナ禍も落ち着いたので観光客でいっぱい。
お土産屋さんにも人がいっぱいでした。
4日間も風呂に入っていないので遠慮がちに外でお蕎麦を頂きましたw
バスは13時半が最初なので三峯神社にもお参りしてきました。
今回荷物がいっぱいだったので、着替えも最低限。
そんなに汗はかかなかったから迷惑はかかっていないと思うけど……
どこでお風呂に入ろうかと悩みましたが、結局西武秩父駅隣接の「祭り湯」でさっぱりしました。
北アルプス以外では珍しく本格的な山登りをしましたが、やっぱり雪山はいいですね。
安全が確保出来ていればなんですが、小屋で話しをした人もやっぱり雪山を求めてだったようです。
うまく休みが取れれば3月も4連休なんですが、ちょっと行く所を決めかねてます。
普通の旅行にするかも。