GWの山登り、前回に続く後編。
涸沢まで来ましたが、ここからが本番ですよ、と。
前年の北穂高岳に比べれば斜面はそこまで急ではないように見えるけど……
6時半に完全装備で行ってきます。
拓けていて終点は最初から見えているのですが、なかなか着かないのが山。
休憩もいいけど雪崩れも恐いし(去年巻き込まれた奴
一生懸命登ってとりあえずザイデングラード下で休憩。
ここなら雪崩れも来ない~
この辺りが登りで一番急だったかも。
北穂高の登りに近い斜面だわね。
ザイデングラード上の岩場で第2回の休憩。
ここまで登るとあと少しだし、雪崩の心配もほぼほぼ無いのでかなり気楽です。
しかし天気が良すぎて暑い
登り切った先で水平移動して穂高岳山荘に到着。
昨年は来なかったので二年ぶりですね。
雪のあるGWに来のは初めてになります。
建物の二階まで雪が積もってますね。
このまま山頂に行っても良かったのですが、面倒くさくなったのでこの日は涸沢岳に登ってみました。
こちらは雪も少なくて比較的登りやすい。
景色は非常に良かったです。
翌日も快晴。
5時前に日の出を見ましたが、気温が高いのでそこまで寒さが気にならないご来光でした。
朝食を頂いた後に、早速山頂へ向かいます。
小屋から山頂へのルートが難易度高め。
ここが問題なんですね。
岩場を登った先のこの斜面が一番恐い。
雪面ではなくて、岩場に張り付いた氷結した雪なのでアイゼンとピッケルを噛ませないと登れない。
今回はアイスアックスも持って行ったので比較的楽に登れましたが、足を滑らせると死ねるなぁ。
氷壁を登ってしまえば後は比較的楽な雪面歩きなので、黙々と登ります。
標高が高いせいか、息が上がる。
夏場でもこの標高は結構辛いよね。
8時前に奥穂高岳の山頂に到着。
今回どうしても来たかったこの頂。
穂高神社の御朱印帳をお供えして今年一年間の安全祈願です。
前穂高岳へ続く吊り尾根の雪庇がすごい。
涸沢から見たデカいやつがこれですね。
毎回下から見てましたが崩れずに消える系みたいです。
ということで穂高岳山荘に連泊なので、山頂で2時間ほど遊んでました。
こうしてゆっくり出来るのが連泊の魅力。
お帰りもこの二カ所の凍った斜面は緊張しました。
ここが無ければ北穂高岳より全然難易度が低いと思うのですが、新雪が降ったりして足の掛かりが見えなくなるとキツいかも。
今回は晴天が続いたのでその点では楽でした。
山荘からのお帰りは来た時の道を帰るだけなので省略。
涸沢で行き帰りで一泊。穂高岳山荘でも連泊したのかなりのんびりした山行きでした。
しかし山に籠もっている間だけでもかなり雪が融けましたね。
帰りは岩が見えてしまってる所もありました。
さて例年通りの5月の北アルプス。
次回は7月の三連休の計画ですが行けるといいなぁ。