恒例の熊野古道歩き

投稿者: | 2024年1月10日

今年も行ってきました、伊勢神宮。
行くようになって何年目だろう。

内宮
今回は外宮→内宮→月読宮→倭姫宮→月夜見宮と回りましたがこのルート、初めて伊勢神宮に詣でたときのルートです。
初心に戻った感じだわね。
ということで、これは前置き。

松阪駅 バス
今回はここからが本番。
宿代のお高い伊勢を避けて松阪宿泊したわけですが、ここから熊野行きの路線バスが出ているのでそれに乗車するためでもあります。
バス路線としては結構有名みたいですね。
普通のバスなのにドリンクホルダーが付いてるのは長距離路線バスならではですねぇ。

瀧原宮前バス停 瀧原宮入口
さて、今回のメインは熊野古道伊勢路。
数年前から始めた伊勢神宮ついでの歩きですが、前回はここ瀧原宮まで歩きました。
伊勢神宮全歩きが完結したんですよねぇ。

熊野古道 国道42号
旧街道とはいっても他の地区と違って旧家の多い道ですな。
こういう雰囲気は地方の主要街道ならではかなぁ。
街道歩きの人が多いのか、単なる造りの都合か、国道とのクロスにはしっかり歩道橋が整備されていていました。

国道42号
1日目はほぼ車道歩きで国道を歩く部分も多いのですが、山の中なので景色はいいですね。

大内山川 熊野古道
大内山川沿いにうねうねと歩くので、距離は稼いでないけど歩く距離は長い。
おねむ港に次の道が続くって感じですね。
意外と国道を歩くことは少なくて静かな歩きを楽しめました。

紀勢荘 客室
今回のルート田舎過ぎて途中の宿に困るのですが、小さいながらもいくつかあります。
その中でネット評価の高かった伊勢柏崎駅近くのこちらの旅館にお世話になりました。
珍しく和風旅館泊まりです。
温泉地以外で和風旅館って、割烹旅館的なものが多くお一人様が難しいこともあるんですが、さすが熊野古道。
巡礼者が泊まることも多いそうで、お一人様でも全然大丈夫でした。
最近では外国人も多いとのこと。
宿泊客が自分だけだったので、閑散期のお休み時に悪いことをしたと思ったらたまたまだったみたい。
えらく気さくな旅館で、ご飯が美味しいのが二重丸。

大内山川2 紀勢道
二日目も相変わらずの田舎道歩き。
紀勢道を横目に歩きますが、ほんと高速道路って地形無視でまっすぐよね。
こちらは川沿いにウネウネ。

ツヅラト峠方面分岐 県道
今回は熊野古道でも江戸街道より前のルートツヅラト峠越え。
なので国道42号から別れて県道の方へ。
どこにも抜けない道なので車の通りは少ないです。

ツヅラト峠入口 林道
しばらく歩くとツヅラト峠への入口が現れて入っていきます。
大内山川の支流栃古川沿いに歩くので、橋の手前の林道歩きです。
林道をそのまま歩いてしまうと治山道に入ってしまうので、案内に従って細い道の方に進みます。
案内ははっきりしているので迷いはない。

再び舗装道 再度分岐
このまま山に入っていくのかと思いきや、また舗装道出てしまった。
すぐに沢筋の支道が古道ということでそちらへ。

山道へ 登山道
途中で山道に分岐、予想外の展開。
ここからはやっと登山道に変わりました。
山道とはいえ街道ですからね、そこまでキツい訳ではありません。
歩きやすいわ~

ツヅラト峠 長島方面
12時半にツヅラト峠に到着。
峠の入口から40分ほど。
意外と早く着きましたな。
というかあまり早く下っても帰りのバスの時間に早すぎる。

展望所へ 展望所
そんなわけで、もう一段高い展望所まで登って1時間ほど時間を潰すことにしました。
こっちの方が広く見渡せるのでいいですね。
三連休だというのに誰も来ないのね。

展望所より 熊野方面
そしてこの景色ですよ、と。
山と海の組み合わせの景色は海沿いの街ならでは。
この日は水平線も澄んでいて、八丈島まで見えました。
こうして海の向こうの島が見えると行きたくなるのが人の性なんだろうなぁ。
八丈島は三重県から渡ってきた説を昔聞いたことがあって、こうみると納得してしまいます。

石畳
13時前に下山開始。
少し早めなのでかなりゆっくりめの歩きですが、やっぱり下りは楽だわ。
途中昔の石畳がそのまま残っている区間がありましたが、本当に短区間ですね。

志子奥 涸れ沢
一度下ってしまえば後は楽々歩き。
扇状地を下っていくとあるのは水の無い涸れ沢。
うーん、地理の時間w

バス回転場 バス停
14時40分にゴールの紀伊長島バス停に到着。
お一人様待合室があるだけの実にシンプル&何も無いバス停でした。
せめて自販機ぐらい近くにないのかいw
幸い近所の会社の事務所前に自販機があったので、敷地内でしたがお邪魔して購入。
門扉が開いてたしいいよね……お陰様で水分補給できました。
ありがとうございます。

帰りやすいように今回ここをゴールにしたのですが、よくよく考えたら次回のスタートとしては不便。
後先考えずにルート設定したのは迂闊だった。
次回どうしよう……
エンジョイ熊野古道、来年も頑張ります。

今回の歩行マップ
歩行マップ