猛暑も去って、やっとすずしくなってきました。
三連休は山も検討したのですが、どこもかしこも人混みで以前の静かな山が懐かしい。
山は別の機会に夏の間出かけられなかったので久しぶりの街道歩きです。
こっちは涼しくないと死ねます。
前回の帰りは新富士から新幹線を使いましたが、今回は吉原駅経由で岳南電車を利用しました。
初めて利用しますが、切符が今も硬券仕様なんですね。
秩父鉄道もSuica対応になって切符がなくなったし、寂しい限り。
相変わらず静かな吉原の町。
まあ、8時過ぎと早いからかもしれませんが。
東海道を観光資源化しているようで、入り組んだルートも指導標がこまめに整備されているので歩きやすいですが、これといった見所もないのも残念なところ。
郊外に出るとかなりのんびり歩き。
富士川の橋を渡るといよいよ離れた感がしますね。
富士川を渡って富士山を撮影。
すっきりした青空がすがすがしい。
富士川を渡ると東海道は高台へ。
そんな大した高さではありませんが、わざわざ登る意味もあるのは後々知ることに。
そういえばこの場所、東海道新幹線建設時に東海道も分断されて左に迂回のアンダーが作られたようですが、元のルートも一応人が通れるようになってました。
最初迂回ルートを歩いて先に行ったら新幹線の下に灯りが見えたので戻ったら分かった次第。
この辺りはルート案内もないので歩きづらいかな。
11時前に蒲原宿に到着。
最寄り駅が新蒲原でなぜ?と思ったけど立ち寄った八坂神社に答えが書いてありました。
蒲原宿って元は海沿いにあったものが津波で廃宿になったものが移転してきたものだそうな。
立ち寄った八坂神社も移転したときに建立されたもののようですね。
いくつか神社に立ち寄りましたが、どこも無人で御朱印をいただけず残念。
ここで切り上げると駅近で丁度良いのですが、あまりに中途半端なので今回はさらに先に進みます。
蒲原から由比の間は県道を淡々と歩く感じでした。
距離も短いですし。
丁度お昼時ということで名物の桜エビを食べようかと道沿いの店を探すも、売店ばかりで食堂がない、なぜ。
とりあえず一宿一社。
由比宿では飯田八幡宮に寄ってみました。
残念ながらこちらも無人で御朱印ならず。
しかし境内から見えた駿河湾の景色は綺麗でした。
町を少し外れた所で大きめの神社があったのでこちらにも寄ってみました。
「豊積神社」ですが、駿河國二宮だそうで、知らずに入ったのですが御朱印がありました。
社務所は無人でしたが書き置きが境内にあっていただきました。
ご飯処がまったくなくて、もうお昼ご飯は諦めて薩埵峠を越えようと思っていたら峠の入り口前にありました。
せっかくなので桜エビ三昧の定食を頂いてきました。
いやあ、美味しかった。
元々薩埵峠へ入る前の間宿にあたる場所だったそうで。
峠といってもそこまで標高があるわけではないので20分ほどで上まで来ました。
でも景色は良かったですね。
登ってすぐ降りるということではなく、登ってからしばらくは水平に移動する感じなので、高台歩きに近い。
展望所まで来るまで行けるようになっていますが、その先の興津方面は山道のみ。
当然入ってくる物好きもほぼいなくて、静かな歩きでした。
峠の終わりは何故か墓地。
東海道がここを通っていたというよりは、昔の道は別の場所だったのかなと思いつつちょいと失礼しました。
興津川を渡ったらいつの間にか興津宿に入っていました。
入ってすぐの宗像神社に立ち寄りましたが、こちらは普通に宮司さんがおられました。
地方ではなかなかいただけませんねぇ。
興津の駅を少し過ぎた辺りが中心部。
もう少し宿場町っぽさが残っているかと思いましたが意外と何も無かった。
そういう点では、蒲原~由比は昔ながらの景色でしたね。
次回のスタートは駅から近いですが、東京からは遠いね。新幹線の駅から離れているので面倒くさい。