前回の続き、熊野古道歩き二日目です。
帰りの都合もあるので馬越峠越だけなので、ゆっくりめスタートです。
国道とは反対側を銚子川沿いなんですね。
そこそこの車道なので、単純に川を渡るために上流ってことなんでしょう。
ある程度遡ったところで対岸へ。
川を渡って踏切を渡った先の細道を歩くのですが、いまひとつ案内が薄い。
たまに歩きやすいルート優先で案内されてたりするのでムズい。
古道の案内はないのですが、「発掘石畳」の案内を頼りに歩いて行くとなんか普通のお宅の庭先を入れ的な手書きの案内が。
しかも奥の指導標は道ではなくて林に踏み込め的な感じ。
本当に道があるのかいな。
踏み込んだ奥に道というか、石の階段がありました。
場所が中途半端なところなので、本来は線路があった辺りに取り付け道路があったのかな。
ある意味発掘された昔のままの石畳みたいです。
中腹まで登ると現国道。
少し戻ったところに峠への入口がありました。
まあ、普通はここまで普通に道をくるんでしょうけど。
この峠は石畳がしっかりしていて噴気が良いですね。
しかも歩きやすい。
でも急な石道は足が滑りやすいから雲ノ平の嫌な想い出がw
まあそこまで急ではないですけど。
林道との交差地点は見晴らし良いところ。
海側の景色が多かったので山側の景色は久しぶり。
入口一時間弱で馬越峠まできました。
ここで時間調整の休憩予定でしたが、木が茂っていてほぼ景色無し。
しかも予定よりも一時間も早く着いてしまった。
早く下っても帰りの列車は決まってるので暇を持て余すだけだしなぁ。
峠から尾根沿いに行くと天狗倉山に行けるようなので調べてみたら30分ほどで山頂に行ける模様。
往復で一時間なら丁度良い位なので行ってみることにしました。
こっから先は本当に登山道なので街道道と違って山登りです。
本格登山用の靴じゃ無いので無理は禁物ですが。
山頂の大岩への登りが結構険しい。
しかも最後は梯子とか。
めっちゃ好みだわ。
岩の上からの景色は最高でした。
これから下る尾鷲市街が一望です。
峠に期待してたのがこの景色なんですけどね。
まあ、達成できて満足。
手前の岩場は際っきわですが爽快感凄い。
ということで予定より長い時間山頂にいたせいで、以外と時間くった。
急いで戻らねば。
慌てて戻ってきましたが、峠での休憩時間終了予定の10分ほど前に戻ってきました。
そこまで慌てる必要も無かったわ。
ということで下ります。
尾鷲側の方が四阿が多く設置されていたり登山道としてはこちらの方が整備されてるみたいですね。
石畳としては相賀側の方が整備されているような気がします。
30分弱で下山口へ。
中腹まで住宅があるせいか、下山口まではあっさりでした。
ここからは舗装された道なので楽ですが、それなりの坂を下っていきます。
市街地を見ながらの緩やかな下り。
山道じゃ無くてもこういう雰囲気は好きです。
平地まで下ってきてもこういう雰囲気なのはさすが熊野古道。
振り返って天狗倉山を見て、「あそこから降りてきたのかー」としみじみ。
左側かの低い所が馬越峠ですね。
尾鷲駅に続く大通りとの交差点に出て、今回はここで終点です。
後は尾鷲駅に向かうだけ。
駅に向かう途中で適当な店に入ってお昼ご飯を食べようかと思っていたら、食事処が1件も無い……マジか。
駅前広場に一角に廃業した食堂があったけど、軽食程度のお店さえ無いって紀伊半島の中核都市恐るべし。
やっぱり地方の駅は都市部の常識は通用しない。
特急停車の有人駅なのに売店も無いので買い物も出来ない。
コンビニくらい併設すればいいのに、とは外来者の都合なんでしょうね。
結局一度街中に戻って唯一見つけたクレープ屋で軽食とコーヒーで腹を満たしました。
まあ、行動食を食べていたのでそこまで空腹じゃ無かったのも幸いしたんですが、尾鷲って観光客は来ないのかね。
お隣の熊野が有名すぎて需要がないのかもしれません。
とりあえず無事尾鷲から帰りましたが、13時半の特急に乗って名古屋が16時過ぎはそれだけで遠いですめ。
来年は尾鷲からのスタートですが、移動だけで大変そう。
熊野古道最大難所の八鬼山越えなので、きちんと計画せねば。