難易度最高峰、そして始まりの山へ(2日目)

投稿者: | 2017年10月13日

前回に続き2日目ェ~

朝日の出
「新しい朝が来た!」と快晴。
前日の雨が嘘のようです。
6時ちょっと前にスタート

朝焼け
朝日の赤が映えてとっても綺麗でしたー。

雲海
富山市内方面は雲海でしたが朝日の山影からの光線が微妙だったのか変わった虹が見えました(山の影の谷間)
雲海に映った虹ですけどブロッケン現象の一種かな?

剱沢方面剱岳
本当に前日の雨は何だったのか?というくらい素晴らしい景色が広がっています。
山小屋で3時頃から皆さん行動開始していたので既に取り付きには多くの人影が……
見えすぎるってのも考え物……「あそこまで登るのかぁ」

登山道上から
小屋を出て1時間ほどでここまで登りました。
帰りは小屋に寄る気が無かったので荷物フル装備で登ってるので疲れる。
こうして見るとやっぱり急ですね。

前剱から前剱から2
7時10分に前剱に到着。
季節的に冠雪してたらここまでの予定だったんですがご覧の通りの快晴なので行きます。
でも既に急な山なのは存分に味わっています。
とりあえずここからが本番です。

鉄ブリッジ岩壁歩き
この場所はなかなかのアドレナリンポイント。
まあ、足場はしっかりしてるので転びさえしなければ死ぬことはないのですがやっぱり高度でテンションハイになります。
冷静に観察してはいけないw

カニノタテバイへカニノタテバイ
鎖がない岩場移動を経て8時に有名なカニノタテバイへ。
色々噂は伺ってましたが現物見て鎖とボルトの足場で垂直岩場上りなのね。
上り専用のルートで後戻り出来ないので途中で下を見た時苦笑いしました。
「あ、ここで臆したら死ぬわw」
途中の踊り場によじ登る所だけ足の運びにちょっと困ったけど、まあ後はなんとか……

稜線へ稜線より
最後のひと登り。
この崖を見て「これなら楽だわ」と感じるくらい前段のタテバイは急だったみたい。
最後の天空を歩く感覚の岩稜歩きは最高に楽しかったです。
(既に感覚がおかしい)

剱岳山頂山頂の社
8時45分に山頂に到着。
無事剱岳の頂を極めました。
噂に違わぬレベルの山でした。
あー、下りのヨコバイで気が重い……一旦忘れることにするーどんっ(衝撃)
山頂の社に無事帰還と智アフアニメ化祈願w
ちなみに社の後ろに見える山が立山です。

富山市内方面室堂方面
山頂は絶景でした。
朝ご飯を食べつつ1時間以上ゆっくりしてました。
降りたくない~~~

カニノヨコバイカニノヨコバイ2
お帰りはカニノヨコバイ。
高さはすっかり慣れたんですが取っ掛かりが見えない初めの一歩が怖かった。
足運びあれで良かったのか微妙でしたが生きて帰ったので良しよしよう。
なんか3センチくらいの岩の突起使いました……

梯子場下山道
事前の調べでは知らなかったんですが梯子場もあったんですね。
この辺りまでが難所で後は普通の歩きでした。
いや、多分一般的には難しいんでしょうけどすっかり感覚が狂ってます。
逆にその油断が怪我のもとなんでしょうねえ。

全景
最後に振り返ってタテバイとヨコバイの位置関係を大きな写真にて。
(サイズがでかいです)
いい具合に両方に人が居る状態で撮影出来ました。
後から見るととんでもない所を登り降りしてたのね……
やっぱり剱岳行く奴はおかしい…me, too

御前山稜線ハイマツ帯
お帰りは剣山荘に寄らずに稜線経由で剱御前小舎へ。
そのために重い荷物持って山頂に行った訳だし。
しかし歩く人が少ないのかハイマツの間なんかはかき分ける感じ。
道はあるので足に引っかかることは無いのでいいんですけどね。

剱御前小舎へ剱御前小舎
13時半に剱御前小舎に無事到着。
生きてこの日の行程を終えることが出来ました。
なんだかんだで歩いたよね。

ご褒美室堂方面
無事生還を祝って室堂を眺めつつ飲む。
至福のひととき。
そういえばこの日の富山市内方面は終日雲海でした。
山は快晴なのにこれはこれでまた珍しい。

とりあえず初めての剱岳は貴重な体験でした。
お天気最高、人も少なめ、これだけの好条件はなかなか無いかもですね。
自分の中では初めての時の槍ヶ岳と双璧かな?
とにかく素晴らしい山歩きでした。

そして翌日の素晴らしい景色に続く。
つづく