本当の天城越え

投稿者: | 2020年1月5日

正月休みは北アルプスの冬登山でもやってみようかと準備していたのですが、天候が今ひとつなのと、準備不足感が拭えなかったので延期。
鬱憤晴らしにふと思い立った伊豆半島の天城行き。
最初は往復の予定が、縦走可能コースと知ってしまったので天城縦走路を歩くことにしました。
日の短い冬だけどコースタイム的に可能なので、一応ヘッドライトも入れていざ出発。

東海道線
初電の東海道線沼津行きは初めてだけど、18切符のせいかグリーン車も結構な乗車率。
正月なのでプチ贅沢。

伊東線車内
熱海で伊東行きに乗り換えたら伊豆急の車両だった。
全区間JR線を走る元東急の車両というのが面白い。
車内は観光地仕様になってるのね。

伊東駅シャトルバス
さらに伊東駅ではバスに乗り換えて登山口まで。
ゴルフ場やリゾート施設へのシャトルバスみたいだけど、登山口まで行けるのでありがたい。
しかし最後の一区間で運賃が倍になるのはいかがなものかw

登山口
9時前に登山口に到着。
さすが伊豆、標高が高いけどそこまで寒くない。
ここから天城峠まで抜けていきます。

今回修善寺から入る逆向きルートも検討したのですが、帰りのバスが天城峠の方が多くて確実。
往復なら時間調整出来るけど、やはり縦走だとちょっと不安なのでこちら側からです。

登山道
さすが超観光地の天城山。
登山道は急登もなく非常に歩きやすいし案内も充実してます。
ピーク付近は少し急な所もありましたが、全体的緩やかで楽しみながら歩けます。
ただ、見晴らしはあまり良くないですね。
冬枯れで木立の間からは見えますが、夏場だと森林歩きがメインでしょうか。

万二郎岳山頂より
あっさり9時45分に万二郎岳に到着。
唯一の見晴らしがこれだけなのでちょっと残念。
休憩もそこそこに縦走開始。

縦走路眺望
移動を始めても、冬枯れのおかげで木立の合間に眺望はあるものの、広がる風景がないですねぇ
景色より自然を楽しむコースみたいです。

万三郎岳
10時40分に万三郎岳に到着。
こちらはさらに眺望なし。
うーん、人が多いしこれじゃなんか面白くないので、写真と水分補給のみで退散。
今回先が長いのよ。

分岐縦走路2
少し行ったところで天城峠方面と、最初の登山口に戻る別コースとの分岐。
この別コースを使ってぐるりと巡るのが人気みたい。
今回は左へ。

縦走路3縦走路4
これまでは過剰なくらい歩行路も案内も整備されていたのに、こちら側は普通の登山道っぽい。
それだけこちらはコースが長いんでしょうね。
枯れ葉で道が判別しづらいですが、基本尾根歩きなので迷うことはないですな。
でも違う尾根に入ると迷うので山歩きに慣れてないと不安になるかも。

八丁池お昼ご飯
12時半に八丁池に到着しました。
特にお昼ご飯の時間は確保していなかったけど、この時点で予定より1時間早く到着しました。
結局途中に眺望の良い場所がなかったので、遅まきながらお昼ご飯にします。
40分くらい休憩したかな?
カップヌードル味噌exclamation

展望台展望台より
近くに展望台があったのでちょっと寄り道、上から撮影してみました。
こちらには冬期も使えるトイレがあって助かります。

縦走路4縦走路5
この縦走路、万三郎岳からはほぼ水平か下りなので実に歩きやすい。
でも15キロくらい歩くのでそれなりの体力は必要ですが。
日没が遅い初春くらいがお勧めなコースでしょうか。
夏場は森林歩き好きにはいいけど眺望目当てには良くないですね。

富士山
最終盤でやっと富士山の全体像を見ることが出来ました。
良かった~ぴかぴか(新しい)

天城峠天城峠2
15時に天城峠に到着。
明治期に作られた天城トンネルで有名にはなりましたが、元々は街道としての峠ではなかったそうですね。
そんな訳で意外と小さい。

下山道天城トンネル
さて、バス停は国道の天城峠トンネルの脇。
バスの時刻は15時18分。
急げ~ダッシュ(走り出すさま)
ということで急いで下らねば。
下る途中でさくっと旧天城峠トンネルを撮影してさらに下る~あせあせ(飛び散る汗)

下山口天城峠バス停
と慌てたわりにあっさり15時10分に天城峠バス停に到着しました。
乗れなくても、本来乗る予定だったバスが40分後にあるから大丈夫なんですが、暇をつぶす場所もないし寒空にそれは辛い。

河津駅踊り子
途中下車の40分で温泉は無理そうなので河津駅まで出ましたが、温泉ねーぞ、おい……
あるにはあったけど1800円て……もういい、帰る。
結局、駅前でご飯してから指定の特急踊り子で帰ってきました。
そういえばこの特急、次の改正で新車になるらしいので今回が乗り納めかな。
記念乗車w

ここ最近、普通の山登りをしていなかったので、久しぶりの山はそれなりに充実してました。
今冬はもう少し登ろうかな。
関東ふれあいの道の方も、急いだところで千葉県コースが悲惨なことになってるので、慌てても仕方ない。
冬の寒い方が自分には向いているようなので、また計画しましょう。

今回の歩行マップ
歩行マップ

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