蓮華岳は花だらけ

投稿者: | 2021年8月11日

台風が微妙に逸れたので、連休を使って再びの北アルプス登山です。

信濃大町バス
今回は信濃大町駅からバスです。
何回か乗った経験がありますが、今回のバスはいつもと違って北アルプス交通のバス。
アルピコ交通じゃないのね。
しかし今回も空いてるなぁ。
台風のせいか、コロナのせいか。

扇沢駅登山口
扇沢駅もガラガラ。
二番バスといってもこの少なさは……
今回は黒部アルペンルートではなくて針の木沢の登山口です。
7時のスタート。

大沢小屋
以前針木岳からの縦走で登ったコースですが、今回は人も少ないのでゆっくり歩けます。
大沢小屋は昨年に続いて休業中。
まあ、休憩ポイントですね。

針ノ木雪渓針ノ木雪渓2
大沢小屋を過ぎてしばらく歩くと針ノ木沢の雪渓です。
前回は秋だったので無かったですが、今回はしっかり雪渓が残ってました。
針ノ木大雪渓は白馬、剱沢と合わせて日本三大雪渓だそうですが、扇沢から入れるのに人が少なくて本当に穴場的な所ですね。

登山道針ノ木峠へ
雪渓が終わった後の急登の方が実は疲れる。
前回登った時も結構な登りだとは思いましたが、やっぱり辛かった。
特に最後のつづら折りは延々と勾配を稼ぐ登りは結構心折れます。
今回はガスが出ていて先が見えないのも余計かも。

針ノ木峠から針ノ木小屋
11時半に針ノ木峠の小屋に到着。
ガスは雪渓だけのようで、登り切ったら景色が広がってました。
この瞬間がご褒美です。
この後、普通は蓮華岳か針木岳まで行くんでしょうけど、寝不足で体調が今ひとつ。
初日はここまで。

寝室
この日は台風でキャンセルが大分出たようで、小屋一区画に一人でした。
三連休なのに滅多にないくらい快適だわぁ。

針ノ木岳蓮華岳へ
二日目は朝食をお弁当にしてもらって5時から登山開始。
ルート的に余裕が欲しかったからなんですが早起き。
針ノ木岳の方は良い感じなんですが、蓮華岳の方はガス気味。
やっぱり安曇野側はガスが登りやすいですね。

コマクサ蓮華岳
天然のコマクサだらけなんですが、写真だとちょっと分かりづらい。
他の所みたいに保護されたものじゃなくて天然モノです。
普通に登山道に咲いてるので、気をつけながら歩かないと。
途中でお弁当を頂いて、蓮華岳の山頂に6時40分到着。
普通に歩けば小屋から1時間くらいかな?

大下りシロバナコマクサ
山頂からは大下り。
500mほど下るのですが、急だし結構険しかったりする。
下る途中でシロバナコマクサが咲いてました。
道端にナチュラルに咲いてます。
貴重なんだそうな(へー

稜線崖下り
それほど険しい場所はないのですが、所々に崖下りや登りもあったりと変化に富みます。
夏ということで、陽射しで結構暑い。
水分の量だけ荷物が重い~あせあせ(飛び散る汗)

登り返し北葛岳
再び登り返して北葛岳。
ガス気味ですが、景色は見えたり隠れたりといった感じ。
終始こんな感じなので、それほど飽きは来ない歩きです。
というか歩くので結構余裕がないw

再度下り七倉岳へ
そして再び下る。
下った分だけ再び登る。
この日も累積標高は1000mほど登ったくらいかな。
二日目は足にきますな。

七倉岳
11時半に七倉岳に到着。
雲の切れ目の所に前日泊まった針ノ木小屋が見えます。
歩いたねぇ……

雷鳥
山頂付近で雷鳥親子に出会いました。
本当に人間を怖がらないので近くまで行ってもすまし顔。

船窪小屋へ船窪小屋
12時過ぎに船窪小屋に到着。
なんとかガスが出る前に着くことが出来ました。

囲炉裏
船窪小屋に来たのは烏帽子岳から来た時以来2回目。
囲炉裏のあるランプの宿です。
この日も人が少なく4人の宿泊。
うーん、やっぱりお天気?

下山道下山道2
ということで三日目は下るだけですが雨となりました。
スタートは霧でしたが下るに従って本格的に。
雨の中1300mを一気に下るのは結構気疲れします。
滑らないようにしないといけないし、足は疲れてるし。

登山口トンネル入口
3時間半かけて七倉の登山口に着きましたが、登山口が見えた時は「やっと着いたー」って感じでした。
もう足が震える一歩手前です。
やっぱり乾いた道がいいexclamation

今回は歩き残していた針ノ木~七倉の間を歩いた訳ですが、想像していたより変化に富んだみちでした。
台風の間隙を突いての歩きにしては、お天気は上々でした。
このコース、次の機会はあるのかなぁ?
お花が印象的でしたが、基本的に秋歩きな自分なので余計にそう感じたのかもしれません。

今年は秋歩きがまだあるので、北アルプスはまだまだ続きます。

今回の歩行マップ
歩行マップ