槍ヶ岳を満喫

投稿者: | 2022年7月13日

今年は主な山予定は決まっているのですが、ふと仕事の谷が出来たので急遽休みを取って槍ヶ岳に行ってきました。
直前に台風が発生して「無理かな~」なんて思ったのですが、幸い逸れたのでとりあえず現地に行ってから判断することにしました。

上高地バスターミナル河童橋
ということで平日の上高地、めっちゃ晴れました。
平日に来るのは初めてですが夏休み前ということもあってガラガラ。
こんな上高地もいいね。
まあ、7時なんだけどw

散策路奥宮
今回はあえて遊歩道経由で明神の奥宮へ。
初日は槍沢ロッヂまでなので結構余裕だったりする。
8時過ぎで早いかなぁ?と思ったら社務所は開いてました。
というか6時半から開いてるのね、早い……御朱印を頂く。

徳沢園朝食
徳沢園では初めての朝食。
本当にのんびりな朝です。

新村橋
途中解体予定の新村橋にも寄ってきました。
既に渡って反対の道には行けませんが、橋自体はまだ渡ることが出来ます。
解体がいつになるのか分かりませんが、パノラマコースからこの橋を渡るときの帰ってきた感が好きでした。

横尾山荘入口
10時半に横尾山荘に到着。
ゆっくりしながら行く予定でしたが、昼過ぎから天気が崩れる予報だったので先を急ぐ。
以前一度だけ槍ヶ岳から下山したときに通りましたが、こちらから行くのは初めてです。

一の俣分岐一の俣沢
槍沢ロッヂまでは完全に林道歩き。
まだ登山という感じはしないです。
途中にあった一の俣。
昔は常念乗越から槍ヶ岳に向かったらしいですが、ここがその合流点。
今の槍沢ルートの方が後らしいですが、徳本峠越えの昔と違って今は河童橋まで車でこられるので、ルート復活は無いな、たぶん。

槍沢ロッヂ槍沢ロッヂから
12時半前に槍沢ロッヂに到着。
この日一番乗り。
この後も天候は崩れなかったので、もう少し行程を楽しんでくれば良かったな。
庭先の所から槍ヶ岳の穂先が見えました。
翌日はあそこに立てるのかお天気次第。

登山道3
二日目、見事に晴れました。
5時半過ぎにスタートです。
しかし涸沢と違って、槍ヶ岳が見えるまでが遠い。
延々と登らされるのでかなり気疲れします。

大曲り
ふと水俣乗越への分岐の大曲りで、東鎌尾根に向かおうかという誘惑に駆られましたが、下調べしてないので却下。
後で分かるのですが、この選択が正解。

天狗原分岐天狗原分岐から
天狗原への分岐に来ても槍ヶ岳の姿は見えず。
前回降りてきたときもあっさり見えなくなった印象だったけど、ここまで歩いてまだexclamation×2

穂先出現
雪渓を渡って一段高い所まで登ってようやく見えてきました。
既に8時半、3時間もかかってようやくお目にかかれる貴重な景色です。

小屋に向けて通行止め
しかし最後の登りが本当にきつかった。
陽射しは強いし、足が疲れてるし、空気が薄くて息があがる。
本当に少し歩いては立ち止まりの繰り返しで少しずつ進みました。
それと小屋到着直前に通行止め看板。
これヒュッテ大槍からの尾根道が昨年の地震で未だ通行止めとのこと。
水俣乗越経由で来たら、一度下って登り返すという地獄を味わうところでした。

槍ヶ岳山荘穂先へ
10時に槍ヶ岳山荘に到着。
ここまで登ってくるのに結構足がイってます。
そのくせ早速登るw
我ながら現金だなぁたらーっ(汗)

山頂穂高岳方面
お久しぶりです槍ヶ岳~るんるん
でもこの日は穂高方面はガスってましたバッド(下向き矢印)

今回は上で二泊なので翌日に期待して大人しく降りてきました。
まあ、だいたい午前中はガスが取れるので。

日の出モルゲンロート
期待通り翌日は晴れ。
朝日晴れが綺麗でした。
小屋先から日の出方向が穂先の影で「ありゃりゃ」と思ったけどテント場まで移動したら見られました。
良かったグッド(上向き矢印)

大喰岳大喰岳より
朝方は穂先も混み合っている(元々人は少ないけど)ので、空荷で大喰岳まで散歩してきました。
大キレットはまだ向かう人がいないので、無人の大喰岳。
山は離れたところから眺めると、なお良し。

山頂2穂高岳方面2
下山前登山の人達がいなくなるのを見計らって再び山頂へ。
なかなか貴重な誰もいない槍ヶ岳山頂。
お茶をしながら2時間ほどのんびりしてきました。

ヒュッテ大槍へつけ麺
12時前にはヒュッテ大槍に移動。
前の日の午後に稜線ルートは開通したのだそうな、ラッキーぴかぴか(新しい)
槍ヶ岳山荘もいいけど、少し離れた場所から眺めるのも良い。
それにホントここのご飯は美味しいですねぇ。
山の上で槍ヶ岳を眺めながらのつけ麺でした。

特別何かをしてきた訳ではないのですが、以上にない無為な時間を過ごしてきました。
山頂連泊は本当に好きで、一番の贅沢ですね。
しかし槍ヶ岳は遠くて穂高岳以上に気合いが必要ですが、次はいつ行けるのかなぁ。
数年後に体力が残ってたら裏銀座をまた歩きたいです。
今年は他にも色々行く予定なので、山日記は続く。

今回の歩行マップ
歩行マップ