キャンプ装備をなめてはいけない

投稿者: | 2023年9月23日

さて前回、笠取山まで登りましたが、後半は秩父縦走路を歩いて行く回。

下り下り2
笠取山の山頂から反対側は狭いけれども特に危険な所もなく単なる下りでした。
しかし正面の登山道に比べればやっぱり狭いですね。

巻き道合流点巻き道合流点2
山頂経由の道をしばらく降りると、登らずに巻いてきた道との合流。
やっと踏み跡多い普通の道に出られるわ。
っと期待していた自分が愚かでしたw

縦走路縦走路2
そこには先人が切り開いた道が…道が……
道が見えねぇーどんっ(衝撃)
まあ、実際は獣道っぽくルートは見えるのですが、いかんせん足元がはっきり見えないのが恐い。
斜面の道は必ずしも水平じゃないので踏み外す危険があるのよね。
かなり気を遣いました。

縦走路3縦走路4
しかしそんなに歩く人が少ないのかねぇ。
確かに見晴らしのあるような場所もないし、縦走自体を目的にしないとちょっとつまらないかも。
しかしこまかいアップダウン、というよりは倒木越えや小さな岩越えが多くて重いザックは辛い。
特に倒木をくぐるのに体力を奪われるていく感じがするw

唐松尾山へ唐松尾山
笠取山以外に登る唯一の唐松尾山はちょっと期待していたんですが、やっぱり見晴らしは無理でした。
しかしこの時点で結構ヘタっている自分。
やっぱり気温が高いと無理だなぁ。
水分はちゃんと補給しつつ歩いてるのに、歩くの面倒くさい感が全身から漲っていますよ。

縦走路5縦走路6
後は目的地まで基本下りなのでかなり気楽なのですが、疲れた足には下りも辛かった。
「歩いてればいつか着くよ」の気分で歩き続ける~

交差点指導標
稜線の一大交差点。
ここから白石山の方に行けるのですが、やっぱり道が薄すぎでしょ。
一応秩父湖の方にも降りられるから、縦走で行くのもアリなのかもしれないけど。
テント泊覚悟で行ってみる?

将監峠将監峠2
12時半に将監峠に到着。
この真下にキャンプ地である将監小屋があるんですが、とにかく暑かった。
本当はもっとゆっくり寄り道しながら来る予定だったんですが、足が疲れたのと暑さに嫌気がさしたのでさっさと歩いてしまいました。

将監小屋ビール
ということでキャンプ地にテントを張ってビール解禁です。
水をがぶ飲みしたかったのに水場が濁っていて飲めないとかね。
夕方には飲めるくらいまで回復したみたいでしたが。
補水出来なかったら翌日どうしようかと思いました。
しかし頭がボーっとしていて、小屋の写真が一枚もないのに気が付いたw
ここも車で上がってこられる場所なので、ドリンクの料金控えめです。

朝焼け縦走路へ
最終日も晴れ。
コースが長いし、早く帰りたいのでご飯を食べて6時には出発しました。
峠には登らずテント場から峠からの道に合流するルートを上っていく。
この道も人通り少ないなぁ。
秩父縦走路は人が少ないのが魅力かもしれないけど、道もそれなりなのでしっかり歩かないといけません。

合流点
山小屋に注意書きがありましたが、ルート上に崩落した箇所がある模様。
まあ、なんとかなるでしょ。
ということで縦走路へ合流。
左のテント場からの道、薄すぎでしょ。

トラバース
特段特徴の無い細い道をうねうねと歩いて行きます。
基本、下っていく道なので登りが少ないのが助かりますね。

崩落地崩落地2
で、小屋に書いてあった崩れた部分というのが多分ここ。
木の根とかとっかかりがあれば平気なんですが、完全に崩れて足場も無いので、ここだけは崖をよじ登って高巻きしました。
ロープとかはなくとも木の枝とかを使えば普通に登れる場所なので、そんなには苦労しなかったけど、滑ったら岩場の渓谷に落ちます。

飛龍山へ
やっぱり山の中腹を歩くと距離が出ますね。
アップダウンが無いのがメリットですが。
2時間ほど歩いてやっと見えてきた飛龍山。
山頂には行かないけど、中腹の高い位置まで尾根越えしないといけないのが辛い。
規模的にはそんなに高くないんですけどね。

登り分岐
ということで登りと、登り切ったところにある禿岩への分岐。
この日まともに登ったのは、テント場からとここくらいなので足は生きてましたw

禿岩
禿岩は岩場の見晴台なんですが、ちょうどガスが出ていて残念な景色でした。
この日唯一の景色場だったのに……

合流点下山道
少し移動して9時過ぎに雲取山からのコースと合流。
ここから飛龍山にも登れるけど、以前行ったからいいや。
ということでそのまま下りのコースへ。
このルートは初めて雲取山に行ったときの帰りといっしょ。
ある意味見知ったルートのはずなんですが、全然記憶に無いw

尾根より急坂
元々雲取山のメインルートから外れるので、あまり優しくないルートです。
長くて体力を奪われる系ですが、荷物が多いわりに、初めて来た時より楽な気がする。
やっぱり足だけは上回ってるみたいです。

サヲウラ峠
12時前にサヲウラ峠に到着。
ここまでくるとあともう少しって思いますが、ここから里まで1時間半は下っていくコース。
本当に奥深い山道なんだと思います。
ちなみに反対側に下ると三条の湯だけど、いまさら下りたくないかな。

でっかいやつ
ところで季節的にキノコがいっぱい生えていましたが、特徴的なやつを二つばかり。
とにかく右斜め上デカいのと右斜め下踏んだらびっくりしたやつ。

丹波下山口
13時過ぎに無事下山。
最後はあっさりめですが、前回歩いた所なのでいいや。
扉を出たところにあった水道が使えたので、手と顔を洗うのに助かりました。
とにかく暑かったからベトベト……三日間風呂に入ってないし。

温泉
バスの時間まであるので(というかこのまま乗りたくない)少し離れた道の駅丹波山の温泉に汗を流しに行きました。
温泉ですが、暑いからシャワーだけだったけどw

とにかく充実した山歩きではあったけど、やっぱり秩父辺りは春秋の山だね。
登山客でいっぱいかと思いきや、帰りのバスはガラガラでした。
自分としても体力以上に疲れた気がします。

今年はあと1回、10月に北アルプスに行く予定です。
予約が取れず遊び気分で空いてるところに行きますが、来年はまだ行っていない場所を攻めたいですね。

今回の歩行マップ
歩行マップ

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