奥秩父縦走路、前半からの続き。
テント場をあぶれて避難小屋に逃げましたが、テント張りの手間が省けたのと景色が良い場所なのが良かったですね。
窓の無い屋内だから景色は無かったけどw
気温がそこまで下がらなかったので、小屋にあった薪ストーブは使わずじまい。
個人的には使ってみたかったw
朝焼けの景色は良かった。
朝のキリッと引き締まった空気が好きです。
日の出方向に破風山があるのでご来光はありませんでしたが、これだけでも見る価値あり。
同宿の皆さんは日の出目当てか朝早くから出立していました。
自分はご飯を食べてから7時前に出ました。
破風山はそこそこ急登。
この日は雁坂小屋までだから、前日に歩いてしまった分で行程が短い。
かなり早く着きそうな気配です。
良い感じで登ったところで振り返り。
下の避難小屋と木賊山、その奥の甲武信岳の位置関係が分かります。
中腹トラバースだったけど、前日は参ったね。
7時半に破風山登頂。
周囲の稜線は景色がいいのに、山頂が残念系っていうのが今ひとつ人気が出ない理由でしょうねぇ。
そういえばこの山、破不山とも表記するようです。
小屋の登録証や付近の指導標は破不山になってました。
武州表記と甲州表記?
山頂を離れると良い景色なんですが、途中感が強すぎて適当な休み所が無いのが問題。
でも稜線で眺めが良いというのはいいですね。
若木で徐々に育っているようなので、この景色もあと10年くらいかねぇ。
9時に雁坂嶺に到着。
小屋に早く着きすぎるのもどうかと思ったのですが、暇を潰す適当な場所も無かったので真っ直ぐ来てしまいました。
ここからはゆるゆると下るだけなので、実質力仕事は終わりですな。
休んだとはいえ、テント装備で足が重いから助かる。
雁坂峠には9時半過ぎに着きました。
さすがにこのまま小屋に行ったら早いからとゆっくりしてましたが、テント場を確保してからまた登ってくればいいやと30分ほどで雁坂小屋に向かいました。
小屋はここから少し下るんですよねぇ。
意外と急な下りを下って雁坂小屋に到着です。
いつかはここに着たいと思っていたので、念願叶っての小屋ですが、山梨県側から入る事になるとは思わなかったw
大分早く着いたのですが、テント場なので問題なく受け付け完了。
有名なトイレを通ってテント場へ。
早く着いたおかげで良い場所を確保出来ました。
石の少ない土の地面、コレ大事。
13時からイベントなのですが、それまで時間があるのでビール片手にちょっと移動。
翌日は小屋から反対側の雁峠に向かうので、丁度歩かない稜線区間を散歩がてら歩いて来ました。
翌日登る道から稜線に出て、雁坂峠に向かいます。
すぐかと思ったら結構距離があったのでちょっと後悔しましたw
後は時間までビールを飲みながら紅葉を楽しんでいました
こういう静かな時間がいいですねぇ。
酔って小屋に戻るのは要注意ですが、やはり良い景色で飲みたい
13時前に小屋に戻って猪鍋の日。
コレ目当てで計画したわけではないのですが、たまたま猪鍋をやるというので、二日目の泊まりがここになるように右回りルートにした次第。
豚肉と違って固めで味のあるお肉が本当に美味しい(また飲んでる)
脂身も癖がないのがいいです。
ジビエ料理では「普通の肉の方が美味い」と感じる事が多いけれど、これに関しては断然こっちの方が美味しい。
後は夕飯を食べて寝るだけ。
笠取山以来のテント泊でしたが、気温が比較的高めだったので快適でした。
前回の経験を活かして装備を選択したのも一因ですが。
最終日は下るだけではつまらないので少し回り道です。
前日もビール片手に歩きましたが、稜線に出るまでが結構長い。
基本的には標高を下げていくコースなので、稜線に出てしまえば大きく登る事も無いので、水晶山はぬるっと着いた感じ。
今回景色は良いものの山頂が残念なパターンばかりでしたが、この古札山は山頂からの景色が良かったです。
縦走路途上の山なので来づらいのかもしれませんが、休息をとるには最高の場所でした。
ちょっとお天気下り坂で雲が出てしまった残念でしたが。
いくつかピークを越えて最後の雁峠に下る坂がエグかった。
いや、つづら折りなので坂自体はそうでもないんですが、先が見えてるのになかなか降りられないという苦行。
前回これを下から見て「登りたくねー」って思ったんですよねw
雁峠の時点で10時だからかなり余裕の構え。
峠まで下ってしまえばあとは本当に下るだけの行程。
下り始めたすぐのところから始まる沢沿いを延々と歩いて行きます。
途中から林道っぽくなるんですが、完全に廃道らしく沢を通す土管やら道とおぼしき残骸やらで、荒れてました。
歩く分にはそこそこ水平が取れてるので歩きやすいんですけどね。
それとも必要になったら直すのかな?
元林道だけあってこういうところは歩きやすい。
しかしもう少し綺麗な紅葉があるかと思ったけど、こっちはダメですね。
紅葉の有名地はやっぱり植生によるところも大きいですね。
最後は普通の林道を歩いた感じでしたが、登山口のゲートを見ると私有地なんですね。
登山はOKだけど、大会的なものはダメとのことで、普通登山に解放してくれてるだけでも感謝。
下りきって10時に国道に出ましたが、道の駅までがちと遠い。
素直に雁坂峠から下ればよかったか……
正直この移動のための歩きが一番苦痛だったかも。
微妙に登ってるのがまたいやらしい。
20分ほど歩いて道の駅に到着しました。
車が落ち葉で埋もれていたのは苦笑しましたが、その紅葉を目当てに来たので文句は言えません。
荷物が重くなるけど、体力的な余裕をみて計画すればテントでの山行きもいいですね。
厳冬期装備も去年買ってしまったので、今年も雪の少ない秩父あたりに入りたいかも。
珍しくある11月の飛び石連休は4連休予定。
山に行きたい気持ちはあるのものの、今の時点で無計画なので普通の旅行に落ち着く見込み。
普通の週末にロードハイクで行くのも良いかもしれない。
少し考えよう。