従来のお盆休みは有明だったんですが、コロナ禍以降、マスクも無しにあの人混みに行く気分にならず、今年も山行きです。
夏山って暑いから嫌いなんですけどね。
でも、長期間山に籠もれるのもこの時期ではあるので悩み所よねぇ。
今回は電車で白馬です。
曜日配列が良かったので、休みをフルに使って初日は白馬に行くだけの移動日としました。
一日一本の大糸線直通あずさ。
切符が取れて良かった。
初日は移動日と決め込んだので、八方温泉を楽しむことにしました。
混雑するからどうしようか悩んだのですが、「小日向の湯」 に寄ってみました。
登山口へ向かう道中の途中下車だし、バスが空いていたので大丈夫かな、と。
結果、空いてたので正解でした。
あと、風呂上がり後に休憩スペースがないという情報も悩み所だったんですよね。
しかし出口前にテントが張ってあって、休憩室ではないですが冷たいドリンク飲みながら涼しい風でのんびり過ごせました。
2時間後に来る14時の終バスに乗って猿倉荘へ移動。
白馬登山ではお馴染みの拠点ですが、早く着いたとはいえ異様に静か。
知らなかったのですが、今年は大雪渓の通行止めが続いていて、八月中もダメなんだそうです。
お盆前まで様子見との記事は見ていたので、てっきり開通しているのかと思ったらなんともはや。
その影響か、この日は自分の他は女性3人組だけ。
相部屋予約だったのですが、この部屋に自分一人でした。
快適だったけど、お盆休み初日なのに凄い状況でした。
2日目は白馬鑓温泉小屋までの移動で朝食後の6時過ぎに出発。
昔大雪渓ルートで登った時とは大違いで人がほとんどいない……
途中で鑓温泉への道が分岐。
大雪渓に向かう道に比べて明らかに山道って感じです。
木のトンネル~
このルート、所々に急な場所はあるんですが、基本的なダラダラと登って行く感じです。
おかげで息が切れることは少ないのですが、歩く距離が長くなるのが難点ですかね。
景色や高山植物を見ながら歩くには実に良い感じです。
ただし中腹域を歩くので、稜線は方向は余り見えませんでした。
翌日のお楽しみですね。
尾根を越えたところで白馬鑓ヶ岳が見えてきました。
下の方に白い筋が見えますがあそこルートなので、一旦下ることになります。
こんな感じでこの日は横に移動していくルートなんですね。
あまり標高は稼げません。
休憩スポットの杓子沢。
向こうに見えるのが杓子岳かな?
別の尾根を越えたら見えてきました。
前回縦走したときに山頂際まで崩れていたのが思い出されます。
うーん、アップとダウンが続きますね。
杓子沢には9時半に到着。
余裕があるので結構ゆっくりと歩いてます。
ここではこの日一番の休憩をとりましたが、お天気が良かったので陽射しが暑いw
でも風は心地よいし、気温は高くないので気持ち良かったです。
杓子沢を出たすぐの所にあるガレ場。
2日目はここが一番緊張しました。
高いとかじゃなくて、「落石やだなー」という意味で。
相当上から転がってきても下まで落ちてくるので、なかなか嫌な感じです。
まあ、短いんですけどね。
後は白馬鑓温泉へと登るだけ、となったところでガスが掛かってる……
「どこまで登るんだー」と地図を見たら意外と近いのでホッ
少し登ったらガスの隙間から小屋が見えてもうすぐでしたw
こうやってゴールが見えると急に体が元気になるから不思議よねぇ。
上から流れて来る沢の色が変だったのですが、これ温泉でした。
まさに源泉掛け流し。
汗かいたし早く風呂に入りたい!
11時半前に無事白馬鑓温泉小屋に到着。
ちょっと早すぎた気もするけど、ゆっくり温泉に入るには混む前が良いかと。
実際は小屋泊しないで立ち寄り湯の人も多いので、意外と人が多かった。
早速お風呂へ入る。
写真は人が少ない時間帯に撮ったものですが、お昼頃は逆に盛況でした。
とはいってもこのお風呂に10人もいないから結構のんびり入れます。
混浴なので、水着を持ってきている人も多かったです(特に女性は
簡単な脱衣所しかないのですが、おっさんは隠すところ少ないので気にしない。
一応女性用の脱衣所と内風呂は別にあるので、水着を着た女性はそこから歩いて入りに来ます。
お風呂のすぐ下がテント場で、風呂場で派手に歩き回ってると全裸を公開することになる処刑場なので大人しく入りましょう。
朝はお風呂に入りながらご来光を迎えられる貴重なお風呂です(連泊だったらやりたかったかも
さて白馬鑓温泉小屋は結構早い時期から予約満室だったのですが、やはり大雪渓ルートが通行止めの影響は大きかったようです。
下り、上りの宿泊者と通過者で多くの人がいました。
とはいえ、コロナ禍以降の完全予約制の効果は大きく、布団を一枚頂けるのは非常に助かりますね。
早めの計画と予約が出来れば、快適な山登りが出来そうです。
逆に人気ルートは予約が取れないとう事態も出ていますね(涸沢……
今回4泊5日の行程なので記録の方も久しぶりに前後編に分けます。
前半は白馬鑓温泉までですが、後半が今回のメイン登山ルート。
以前稜線を歩いた時にこのルートは温泉から上が険しいと聞いていたので、岩登り好きとしては楽しみなルートです。
後編へ続く。