9連休なんですが、中途半端に用事が入るので旅行に行くでもなくだったのですが、せっかくの連休なので泊まりで山に登ってきました。
昔だったらこの季節日帰りなんですが、厳冬期用のシュラフを買ってから冬山に行く奴。
今年も奥多摩を楽しみます。
今回は石尾根とは反対側の尾根へ、奥多摩駅から多摩川を渡った反対側。
橋を渡ったすぐのまずは愛宕山登りです。
とりあえずは神社への参道があるのでそこを登って行きます。
いきなりハードル高い………
愛宕山の上には愛宕神社がありますが、地元の人も大変だなあ。
なんて思ったけど実は車道もあるので実はそんなでもない。
まあ、ここからが本当の登山開始って感じでいよいよ林道に入っていきますが、すぐに林道から分岐。
実質ここが登山口ですかね。
最初階段がインパクトあったので急登が続くのかと思ったら比較的緩やかで助かりました。
今回荷物が多いから持ち上げるの辛いのですわ。
途中鎖場と迂回路がありましたが、当然鎖コースを選択する自分ですが、今回フル装備にこの足場が微妙な道はちと無理だった……残念。
普通の縦走程度だったら行けるんだけど、無理して怪我しても仕方ないしねぇ。
今回は迂回です。
2時間半ほどで鋸山に登頂。
あえてゆっくりペースで歩いているのですが、だいたい計画よりちょっと早いくらい。
景色が欲しかったけど、四方が樹木で見えない残念山頂でした。
とりあえず小休止。
ここから大岳山に向かう方がメジャーみたいですが、今回は御前山方向。
稜線歩きといきたいところですが、一旦林道に出ます。
避難小屋となってはいますが、トイレ小屋ですね。
登録もされていないようですし。
まあ、トイレだけでも助かります。
気を取り直して再びの上りです。
稜線というより御前山に続く尾根の続きを登るようなものなので、まだまだです。
350mくらい登るしね。
途中、通常のマップには無い鞘口山やクロノ尾山なんてのもあったりで、以外とアップダウンがあります。
事前の調べでコブがいっぱいあるのは把握してましたが、重い荷物で実際に歩くとなかなか難敵。
奥多摩の山は道はいいんですが、斜面が険しいですよね。
バランスを崩すと危ういなぁ、なんて思いつつアップダウンを進みますが、基本は緩やかなアップです。
疲れてくるとこの小さな上りがキツいんだわ。
御前山のすぐ手前で避難小屋への分岐があるのでトラバースを直進。
すぐに避難小屋です。
休憩を入れつつ15時過ぎの到着。
さすがに冬場はこの時間でも少し寒くなり始めますね。
既に先客が5人もいてびっくり。
皆考えることは一緒か。
一応ツェルトも持ってきたので満室でも対応は出来るのですが、避難小屋頼みの登山はこの辺りの判断が難しい。
あくまで避難小屋なので泊まり用の施設で無いことは理解しておきたいところ。
ちなみに昨年行った北アルプスの雪倉避難小屋は泊まり自体禁止です。
街の方に景色が開けているので、夜は小屋の窓から見える夜景が綺麗でした。
広くてなかなか良い小屋ですね。
小屋のすぐ脇にある水場は冬場だし凍結も覚悟で水を持ち上げたけど、水が出ていたので必要無かったね。
こればっかりは行ってみないと分からないから仕方ないんですが。
周囲はガチガチに凍っていたのでたまたまかもしれません。
階段を登って御前山山頂に到着。
まあ小屋は山頂直下にあるので近いんですけどね。
どうせ通り道だからと前日はパスしてました(疲れたから
もう少し眺望があるかと期待したのですがそこまで……
少し進んだところに南側に開けた場所もあったんですが、この日は曇り(ガックシ
見通しが良ければ富士山も見えるそうなんですが、今回は近場の山を眺めただけでした。
後は基本的に下り方向。
最初はうちは小河内峠まではがんがん下ります。
尾根の右側、奥多摩湖側は東京都水道局の管轄なんですね。
植生も左右で少し違います。
この急斜面を管理してるとは凄いでですね。
都民としては感謝です。
下りきったところが小河内峠。
小河内ダムで奥多摩湖に沈んだ小河内村の地名を残す数少ない場所ですかね。
ベンチもあるので良い休憩スポットですが、このまま奥多摩湖側に下りたい誘惑に抗いつつ次に向かいます。
起伏の無い尾根道を進んで少し登ると月夜見第2駐車場に出ました。
普通に都道が通っているのでここまで車で来られます。
つまり御前山って意外と近いんですよね。
駐車場からほど近い月夜見山はすぐなんですが、ここも無人。
そもそも駐車場に一台も車が無かったしねぇ。
ここからは稜線沿いに道が続いているのであえて自然を楽しむコースになります。
この辺りは顔振峠からの稜線と似たようなものかな。
あと面白かったのがこの場所。
葉っぱがいっぱい。
あるくと膝上まで足が埋まるほど道が見えない。
下に何があるのか不安ですが落ち葉ラッセルは楽しかった。
風張峠の先にあるちょとしたコブ地点、小さな看板で戸沢峯って書いてあったけど、ここから数馬に下ります。
重たい荷物での下りも十分に辛い。
「緩やかな下りで楽だな~」なんて安直に歩いてたらいきなりの急下り。
坂慣れした自分でも十分に急ですよ?
どうやら道を作った時に尾根を切り通したようで、反対側の尾根に登ったら行き止まった尾根道がありました。
それにしてもこの急下りは酷すぎないか?
あとはいつもの山下りの雰囲気ですが、途中で尾根から下って数馬へ降ります。
やっぱり数馬温泉に寄っていかないと。
ということで分岐なのですが、このまま進むと浅間嶺に続く浅間尾根なのね。
全然気がついていなかったわ。
ということで民家が見えて無事帰還。
前日の9時半に入って13時に下山しました。
長かったわー。
とりあえず冬の奥多摩を堪能しつつ戻りました。
所々雪の痕跡はありましたが、本格的にはこれからですかね。
今年は本格的な雪山にも行く予定なので、その時が冬山本番でしょうか。
とりあえずは今回は足の筋力維持が目的なのでした。
今冬中には三頭山も行ってみたいかも。