前回に続いて雪に戯れに言った旅行の続き。
新穂高から平湯までの移動。
実はこの区間が一番緊張しました。
来る時と違って平湯バスターミナルで乗換の都合もあるので、極端に遅れると間に合わなくなる。
予定では平湯にで30分ほどの乗り換え時間があるので、余程遅れないと大丈夫なんですが、今回雪で予想が付かないのが難点。
元々15分ほど遅れではあるのですが、雪で遅れるなら乗り換えるバスも遅れるだろうと踏んで予定通りのバスにしました。
結果予想通り間に合ったのですが、大雪で増延したうえに途中でトラックが立ち往生しているわでヒヤヒヤしました。
幸い僅かな隙間をバスがすり抜けたバス運転手さんの技量に感謝。
乗り換えバスの定時時刻にも間に合う時刻に到着したのはちょっと驚きました。
結局乗り換えの松本行きバスも30分ほど遅れていたので、遅れ具合としては同じですね。
というか、前日より雪が酷いんですが。
今回は平湯バスターミナルから中の湯までの一区間だけの移動なのですが、予約満席だそうで予約しておいて良かった……
中の湯側もすごい雪ですが、冬期バス停はロックシェードの下なので助かります。
毎年この季節に中の湯温泉旅館さんに泊まりに来ますが、こんなに雪が多いのは初めてです。
知らない土地だと雪の多い場所くらいのイメージですが、比較ができる場所を見ると本当に雪の量が段違いです。
雪が多すぎて中の湯温泉旅館を正面から撮れませんでした。
登ってくる旧国道もとんでもない雪でした。
毎年ほぼ同じ部屋で来てるので雪の量を比較。
左から今年、去年、2021年
雪が多めと感じた2021年なんか比較にならないくらいの量ですね。
旅館の方に聞いても今年は雪が多いそうです。
こんな状況でも露天風呂はやってきました。
湯に入るまでがめちゃ寒かった。
しかしこの雪でも送迎してくれる中の湯さん有り難いです。
この立地なので弾力的に送迎連絡することが必要なため海外の方は宿泊が難しいそうだ。
まあ、場所柄致し方ないからねぇ。
旅館としては下手に繁盛しすぎるよりは堅実に常連さんを迎える商売なのかもしれない(常連
翌日は上高地散策です。
毎年のことですが、今回は本当に冬らしい上高地が楽しめそうです。
真っ白。
釜トンネル、上高地トンネルと抜けた所でこの景色。
例年治山の道を確保するためある程度除雪が進んでる場所なのですが、今年はトンネルを出た時点で滑り止め装着。
無くても歩けるけど歩ける速度が違うしね。
治山道路と別れるとこの雪の量。
ガードレールも埋もれて左手は大正池です。
大正池まで来てどうしようかと思いましたが、いつも通りの林間コースを歩くことにしました。
今回西穂高予定だったのでスノーシューではなくワカンだったのですが、あえて装着せずに進む。
新雪は多いものの思ったよりは下は締まっているので、踏み外さなければ普通に歩けました。
しかし、木道も完全に埋もれて柵が完全に見えない。
スノーシューの後はこの辺りはまだいいんですけどね。
とりあえずいつも通り田代湿原まで向かう。
トレース薄いですがあるので、その上を歩くも微妙にコースからずれてるのか何度かつぼ足状態になりました。
一時的なものなので、そのまま続行。
そして田代湿原から先は行き止まり。
昨年の大雨でコースが荒れて以来行けないままだそうで、途中で引き返してきた人に先には行けないよとは言われてましたが本当に行けなかった。
引き返してきて途中から車道の方に出るルートなんですが、何故か新雪。
ロープ誘導で行けることになってるんだけど、誰も通らないのかな……
ということでこの区間は単独ラッセルとなりました。
短い区間だったけどなかなか楽しかった。
表面は新雪だったけど下は踏み固まってたので、たまたま当日は自分が初手だったらしい。
しかし戻ってきた人はどこまで戻ったんだ?
この後は上高地バスターミナルまで車道を歩きました。
帝国ホテルの所で梓川を渡れたけど、完全に新雪だし今さらワカンを装着するのも面倒になったので。
何より空いてるうちに河童橋に着きたい!
バスターミナルのすぐ手前付近ですが、これだけ雪があると新鮮な景色ですね。
11時前に河童橋に到着、無事テーブルを確保。
人も少なく(当たり前だ)静かな上高地です。
この大荒れの天気で人は少なめですが、それでも来る物好きはいるんですね(オイ
大荒れの前日もいたようで、小梨平からテント泊を撤収してきた人もいました。
西穂高計画の前は上高地に泊まろうと思ってたから、他人のこと言えないか……
お昼ご飯は簡単にカップラーメンにしました。
しかし身体を動かさなくなるとやっぱり寒いっ!!
現地で珈琲もやったんですが、身体が温まるより時より風も吹くし冷たさの方が上。
前日の平湯が氷点下7度だったから同じくらいですかね。
一応河童橋を渡っていつもの穂高岳を正面に見据える位置ですが、なーんも見えません。
今回は景色よりも雪そのものを楽しんだ感じですかね。
お帰りはバスの都合もあるので寄り道せずに真っ直ぐ車道を戻りましたが、やっぱりこういう景色は新鮮だわな。
小一時間釜トンネル出口にある中の湯さんの売店で身体を温めてからバスに乗車。
しかしこの荒れた天気でもこの人数なんだから、やっぱり上高地って人気ですね。
来年もまた来よう、1日はテント泊でw
今回は上と下から上高地を楽しむがコンセプトだったんですが、残念ながら上の西穂山荘は行けなかったけど、なんか色々初めての貴重な体験が出来た気がします。
特に新穂高は大荒れの天気で人がいないかと思ったら、想像以上に多かった。
特に中国系の方々が。
雪景色は相当にインパクトあるらしいですからねぇ。
普段東京にいる自分も雪に戯れに来るんだから、海外からの方は無理しても来るんでしょう。
来年は少しだけ春節からずらした方がいいかもですね。
とにかく楽しかった!