本格的な山に行きたい症候群になったので、飛び石連休に有休を入れて山に籠もることにしましたが、さすがに長野は時季的にリスキー。
そんな訳で、冬しか行けない丹沢(ヒルが嫌)でも行こうと計画を立てた次第。
東海自然歩道もなんか妙に長くて1日で戻れないコース設定されてるしで、途中まで丹沢縦走兼ねて歩ければいいか、という調子で言ってきました。
朝5時の電車なので空いてるんですが、今回荷物が大型なので邪魔になるしサービスが始まったばかりの中央線のグリーン車を利用してみました。定番っすな。
高尾で乗り換えて毎度の相模湖駅に6時半到着。
三ヶ木に向かうのに朝一番のバスなのですが結構な乗車率。
休日とはいうもののこんなに多いのかと驚きましたが、三ヶ木で月夜野行きに多くが乗り換えるの図。
一日2本しかないバスなのですが、まさかまさかの皆さん行き先一緒。
裏側とはいえ、さすが丹沢山系の入口ですね。
大体の人は焼山登山口でおりましたが、自分は東海自然歩道として歩くので一つ先の西野々下車です(自分だけ)
バスで移動中も行きがちらほら残っていましたが、前日派手に降ったので今回は雪山なのですが、スタートから雪 のある景色。
まあこれくらいならまだまだ問題はありませんね。
7時半のスタート。
林道入口にある里山特有の柵の扉を開けていよいよ山中へ。
しばらくは林道ですが、途中から登山道へ入ります。
うっすらと雪はあるものの、とりあえずは普通の登山です。
すぐに焼山登山口からのルートと合流。
ちょうどバスで別れた人の一部とも合流する感じになりました。
まあ元々同じ場所に向かう人達なのでこうなりますわな。
標高が徐々に上がって雪の量が増えてきましたが、まあ登りなので滑り止めは使わず歩行中。
先達がいるおかげで足跡をついていけば良いのでなんとなく気楽です。
これトレース疲れそうです。
さすがに焼山までくると結構な雪の量です。
でも斜面がそこまで急ではないのでいつもの調子で登ってきました。
9時40分に焼山山頂に到着です。
焼山の山頂はほぼ展望はないのですが、展望鉄塔が建っていて、禁止されていないようなので登ってきました。
上に登るとなかなかの眺望でした。
交通の便がよければもう少し人気が出そうな気もしますがもったいない。
湖が見えたので相模湖かと思ってたら宮ヶ瀬湖だったようです。
まあ方向的にそうよね。
さてどんどん登ります。
そしてどんどん増える雪。
この時点で先達は1名も模様。
トレースがないと厳しいくらいの雪の量になってきましたが、足跡があるだけで相当に助かってます。
先達、ありがとうございました!
マジで大雪……
黍殻山の山頂は尾根ルートなんですが、どうやら先駆者はトラバースされた模様。
時間もあるので行ってみようかと見上げて絶句。
この細尾根を行くのかー、足抜けしないかストックを差して地面があることを確認しながら一歩一歩進む。
怖いわ~
苦労して登ってきたら何も無かった……まあいいや(自己満足
GPSのおかげで道は分かるので反対側に抜けたらこちらの方が歩きやすかった。
こっちから登れば良かったねw
方向さえ間違わなければ元の道に戻れます。
雪は深いですが滑ることはないのでこの日は滑り止めを使わずに進んでいます。
GPSマップで確認しながら歩いているのですが、想定より手前で黍殻避難小屋の指導標。
あれぇ?と思いつつとりあえず降りていく。
12時半に黍殻避難小屋に到着。
実はこの日のお宿はここです。
大分早く着きました。
大雪直後に登る人も少ないですが、避難小屋に泊まる奴は物好き。
さすがに見晴らしはないですが、静かに独り泊まると色々捗ります。
今回はアマプラダウンロードで2クール番組視聴。
かなりじっく見られるので良い時間。
電波もないのでネットも使い道はないです。
翌日は快晴。
時間に余裕があるので8時までのんびりしてスタートです。
前日は新雪だったけど、二日目は踏みしめられて凍ってる可能性もあるのでアイゼン装着の冬山モード。
少し歩いて青根からの合流点。
ここはもう一つの東海自然歩道の登りルートでもあるので、いずれはこっちらか登ってくることになるのね。
「裏丹沢のみち」はここから下るのですが、コースが被るので登る方でカバーします。
さすがに青根から登ってくる人は多いのか、しっかり踏み固められていて非常に歩きやすいです。
これだったら避難小屋泊しなくても山荘まで行けたかなぁ。
1時間ちょっとで姫次に到着。
山とは違うのですがピークの一つのようです。
ここから東海自然歩道は下っていきますが、今回向かうのは蛭ヶ岳。
続きは青根経由で登ってきたときに続きを行く予定。
そして遠くに見える蛭ヶ岳を見て、普段の縦走に比べるとそこまで遠くはないかな。
一旦下って鞍部へ。
それほど下るわけではないのですが、登り返して降りた分より更に高い場所に向かいます。
吹きだまりもあって意外と雪深い?
登り返しはいいんですが、天気が良すぎて暑いw
そしていくつも現れるコブのせいで、見えない山頂。
マップの等高線を見ながらあとどのくらい登れば山頂か目算しながら歩いてるのですが、今回は失敗しました。
あのコブを越えたら更に登るんだよねぇ、などと歩けばいつかは着くさの修行僧モードに入ってます。
残りの距離からもう人尾根越えるつもりで登ってきたら妙に広い場所に出て???状態。
GPSマップを見直したら、一気に登ってしまったらしい。
マップの縮尺読みを間違ってたw
ということで「何の建物だろう?」なんて不思議に見て次の登り先を探してたら蛭ヶ岳山頂だったという……ということでゴールです。
なんと申しますか蛭ヶ岳山頂です。
達成感よりも気が抜けた登頂って初めてだわw
ゆっくり歩いたつもりでしたがほどよい時間の12時に到着しました。
長くなったので山頂での様子とか後半にして今回はここまで。