午後から天気が悪い予報では山には行けませんな。
そんな訳で、今回は川歩きです。
でもチョイスが良くなかった。
石神井川って25キロくらいあるんですよねぇ。
今回はこの新柳橋がスタート地点。
隅田川歩きの時にも通りましたが、今回はここから上流へ登って行きます。
しばらく川沿いに歩いて行くと王子駅へ。
石神井川の流れは駅の下に入っていきますが、これはバイパスみたいです。
元の本流は王子駅に沿って明治通りを越えてJRの線路を横断してます。
この辺りは道路下に潜っているのでよく分かりません。
そして王子駅前にあるこの渓谷っぽい所が石神井川……の元本流です。
今は線路下に隠れた水路を通っているので、ここには水はありません。
夏場は流れていたような気もしますが、あれは川の水ではないのかも。
公園を出るとコンクリートの壁に沿っての道歩き。
この壁の向こう側が石神井川のはずなんですが、見えませんね。
川沿いを高台に向かって歩いて行くとようやく水面が見えました。
見えたけど乗り出さないと見えないくらい水面が底の方にあります。
洪水防止で川底が相当に深く掘ってあるようです。
ここからはしばらくの間このような景色が続きます。
でも川のせせらぎっぽい音は聞こえてくるので環境はいいですね。
途中でくぐった埼京線。
昔の赤羽線単線時代の名残というか、複線化の様子がよく分かります。
日本鉄道の最初の路線の一つなので歴史は古いんですよね。
都心部はほぼ遊歩道が整備されていて、散策道として良い感じ。
他の河川もそうなんですが、川沿いに道が整備されているのは河川改修のときに作られたからでしょうか。
基本的に川は低地を流れるので、山と違って疲れる要素が少ない。
唯一距離だけですかね。
相変わらず川底は深いのですが、板橋近くで公園がありました。
多分昔の支流を使った公園だと思うのですが、全然水面の位置が違います。
まあ、こっちが昔の川のイメージなんでしょう。
途中妙に飾られた道を横切ったと思ったら中山道でした。
すぐに大きな通りに出ましたが、こちらが首都高5号線の板橋本町ですね。
知らずに通っていた場所に出会うとちょっと感慨深い。
東武東上線の中板橋駅を過ぎると、なんとなく郊外な雰囲気が出てきした。
空が広くなってきたぁ。
あとは延々とこんな感じの道が続きます。
途中でやたらと人が入っていく施設があると思ったら「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」でした。
ということでこの辺りが豊島園跡だったと気が付く。
地図上にはなかったのですが、施設の横の川沿いに道が出来ていたので底を歩いて行く。
新しい公園なのかな?
広々とした敷地の公園が広がっていました。
日当たりいいし、広々としていて気持ちが良い。
都区内で凧揚げまで出来る場所ってなかなか貴重よね。
かれこれ3時間ほど歩いたので小休止とする。
西武池袋線をクロスしてその先にしばらく歩くと石神井公園が近いのですが、少し離れているせいか店らしい店がない。
お昼時だからご飯食べたかったんですけどね。
お腹空いたぁ。
石神井公園公園を過ぎると水量が減った気がする。
具体的に水路があったわけじゃ無いけど、やはりあの辺りは水の流入があるのだろうか。
武蔵関公園を過ぎるて武蔵関公園は以前IKEカードで通った道。
多分本当の意味での石神井川水源ってここですね。
ここから上流はそれっぽい池も何もないですし。
実際公園を出てしばらくは水があるんですが、早稲田大学の球場前あたりで水が無くなりました。
渇水期なので水が湧いていないのもあると思うのですが、本来的な川としてはここで終了。
でもここから先もしばらく涸れた川として続くので、本来の起点まで歩いてみました。
水が無くなって初めて現れた河川名称の表記。
真面目に下流からずっと見てきたのですが、西東京市に入って初めて現れました。
この先は結構あったんですけどね。
都区内は設置されていないみたい。
段々と遊歩道的なものも無くなって、都市河川の趣(水はないけど)
なるべく沿うようにウネウネと歩いてます。
向台調節池のところで水の音が聞こえたので覗いてみたら、クリーニング工場の排水だった……
一応ここだけは水がありましたw
水道管が埋められているという不思議空間の馬の背を越えますが、川は下をくぐります。
小金井公園の縁を沿うようにあるので、公園内を川に沿って歩く。
小金井公園を出て暗渠になった先の住宅地とゴルフ場の境。
この先は嘉悦大学とゴルフ場の境界になるため立ち入ることが出来ません。
現存する石神井川で追えるのはここまでです。
その先は見ての通り元から水が無いので、雨が降ったときの排水路程度の扱いですね。
さすがにゴルフ場内は入れないのですが、歩道橋から少し見えたので撮影。
凹んだ谷間地形の所が元川の跡かと。
ゴルフ場内を横切る都道の一番低い箇所に雨水升があったので、この辺りが川の残骸か。
一応ゴルフ場の反対側にある住宅地内がその昔の源流だったそうなので、そこまで行ってみました。
元の地形がどれくらい残っているのか分かりませんが、水が湧きそうな谷地形の始まりだとこの辺りかと思います。
ゴルフ場自体が古いので、昭和16年の航空写真で確認したけど、だいたい合ってるっぽい。
今の起点がどこに定まっているのかは知りませんが、本来の源流部まで来られてとりあえず自己満足w
ということで、ただでさえ長い石神井川を元源流まで歩いたのでこの日の歩数は4万9千歩。
よく歩いたわ。