『関東ふれあいのみち』を歩いていてコース変更はままあるのですが、一応元ルートをわきまえた上で変更後ルートを歩きたい。
なので、「筑波連山縦走のみち」のきのこ山から真壁町に下るルートはなんかすっきりしないのです。
ネットで調べてもかなり昔からルートは変わってるみたいで、情報が無い。
前日に天城山縦走路を歩いたばかりで、次の20キロコース歩くのも億劫なので、モヤモヤの解消のために不明になっている元ルート部分を探索してみることにしました。
前回は長いルートの最後だったので探索する時間もなかったのですが、今回はこれだけなので時間はたっぷり。
結論から先に言ってしまうと「降りられるけど降りられない」でしょうか?
詳細はルートの状況説明にて。
しかしこの年始は天気が良かった。
この日も快晴、風もなくて山稜の風車も停止中です。
さて、途中は端折ってきのこ山へ登山道の中腹にある問題の場所です。
選択肢は1つしかないので、厳密には三叉路ではありませんが……
「みかげ方面」と矢印が示されているのが唯一通れる道です。
前回はここを通って下ったわけですが、茨城県の現在地図だと正面のまっすぐのピーク越えの道なのですが、「この先行き止まり」とあってルートは途切れる模様。
実際この先にある到着地点の付近を見ましたが、ピークから降りてくる道は見当たりませんでした(歩く人がいないから踏み跡が消えてるだけかもしれませんが)
茨城県の地図自体怪しいものです。
で、問題の本来道は左側、樹木に貼り付けられた紙には「伝正寺方面は通り抜けできません」とあります。
しかし、一応道らしきものがあるので、「通行禁止」ではないし自己責任で行くことにします。
倒木や落石が結構ありますが、道自体の崩壊はないのでそれなりに歩ける感じ。
スタートの急坂には石の階段なんかもあって、さすが元本ルート。
人が歩いた跡も薄いながらもあって、日の当たる箇所は道が失われつつあるものの、まあなんとか歩けます。
右の写真は藪を抜けた後ですが、藪の間を抜けてきました。
登ってきたら直進しそうで迷うね、これ。
道が消えてるところはそう多くはないけど、下りは一本道ですが上りで治山用の道が枝分かれしてるので分かりづらいかも(元ルート側の方が存在が薄い)
ずっと下ってくると貯木倉庫?の裏に出ました。
反対から見ると入り口がまったくわからん。
まあ、ここまではいいんですが、ここから先が問題。
多分、元のルートはここから崖下の林道に下れる道があったようです。
コンクリートの道は現在崩落していて道がありません。
崩落というよりは山を切り崩した関係で道が失われたいうべきか。
一応迂回路は作られてますが、元々私有地だったようで、昔の航空写真と比較すると降りられる場所は一緒なんですが立ち入り禁止になってます。
今回下ってきたので立ち入り禁止側にいるんですけどね。
ごめんなさい……
赤い線が今回歩いたところで、一部ある青い線が昔あったコンクリート道のルートです。
もしかしたらこの私道を使わずに降りられる方法があったのかな?と裏手に行ってみましたが、こちらも崩壊著しくお話になりません。
不自然に土留めが開いているので、とりつきの登山道があったとしたらここだと思うんですけどね。
ということで一応通れたんですが、立ち入り禁止の私有地を通らないと歩けないという意味では通れないというのが正しい認識なんでしょう。
一応記録としてご紹介はしましたが、今あるルートを歩きましょう。
それでも茨城県の地図は違うんだけどねw