夏山本番。
梅雨明け微妙な時期ながら7月の三連休。
行くしかないっしょ。
ということで行ってきました。
今回は餓鬼岳。
スタートの登山口、白沢登山口は標高約1,000m。
餓鬼岳は2,647mなので標高差で約1,650mの登りとなります。
水平距離だと6kmちょっとなので合戦尾根の1.6倍くらい?
標準タイム6時間半、遠いですが5時40分スタートです。
最初の方は結構楽しく歩くことが出来ました。
沢沿いの歩きは変化に富んでいて面白かったです。
帰りの湿った沢歩きは怖かったですがw
こういうところはキレット越えを思い出す。
こんなところを楽しめるかどうかは結構重要。
正直このコース、最終水場からが勝負ですね。
そこから一気に標高を上げるうえに先が長いので個人的には水分補給に気を遣いました。
元々汗っかきなもので最終水場で補水しつつ3リッター持ち上げました。
実際は2リッターで済みましたがやっぱり不安なんですよ。
大凪山までは急登。
この途中で悲劇発生。
足に激痛走る!
ええぇ~
なんとか登り切ったところで行くも戻るも2時間半って……
真面目にどうしようか悩みました。
とりあえず高体温による熱中症状なのは分かっているので、体温を上げないように気をつけつつ最後まで向かうことにしました。
正直下りの方が過負荷になるのは目に見えてるので。
ということで息が上がりそうになったら休憩を繰り返しつつ歩いたらなんとかなるものですね。
いつものペースとはならないまでも標準タイムに近いペースで歩くことが出来ました。
一歩踏み外したら滑落しそうな細道が多かったので気が抜けない感じでしたが、そこまで危ないという気がしなかったのは慣れですかね。
でも帰りはさすがに緊張する場面が多かったかも。
湿ってて滑りそうな状態の下りはさすがに怖い。
12時20分無事餓鬼岳小屋に到着。
小屋から5分ほどで山頂なのはいいですね。
初日は午後のガスが出てしまって景色が今ひとつでしたが。
その代わり翌日は最高の景色を見る事が出来ました。
表銀座、裏銀座の稜線をいっぺんに見られるシチュエーションっていいわ。
ちなみに二日目は写真の真ん中に見える常念山脈の最北端、唐沢岳に行ったのですが予想外に難儀な山でした。
200m程の急降下、急登の大下りがあったり、ザレ場があったり。
岩場があったりとなかなか変化に富んだコースでした。
往復で5時間以上かかったので察して下さい。
苦労の分、念願の高瀬ダムを上から眺めるが出来て感激でした。
あそこからブナ立て尾根に登ったのねぇ。
というかブナ立て尾根が近い。
唐沢岳山頂では苦労して持ち上げたお昼ご飯と念願の山頂コーヒーが出来て大満足。
これがやりたいがために痙攣と闘いながら過剰な荷物を持って持ち上げましたw
季節的にコマクサのお花畑も見られたし、小熊山の先に木崎湖も見えたし。
なにより遮る前山がない場所なので麓を俯瞰する景色が最高に良かったです。
山小屋も昔ながらの山小屋なのはポイント高い。
色々と満足度は高いんですが如何せん遠いのがネックかなぁ。
燕岳からの稜線歩きでも6時間コースだし。
でも次はそこを歩きたい。
さて、GWに続いての北アルプスでしたが夏場に弱い自分としては次は9月でしょうか。
今年は連休が短いのが残念ですが、出来ればあと2回くらい来たい。
とりあえず来月はビッグサイトを登らねばw