令和元年の台風の影響で通行止めが続くこのコース。
正直千葉県は復旧する気がないようです。
いつまで待っても仕方がないし、演習林内は通行止めではないので、登山扱いのバリエーションコースとして行ってみることにしました。
ヒルの活動も大人しくなった頃だし、現地で様子を見て無理だったら引き返す方向で。
前回の終了地点、清澄寺バス停に9時半到着。
バスと言ってもワンボックスですが。
停留所で2つ分戻って実質ここがスタート。
左のゲートに入ります。
最初は4キロほどの林道ですが歩きやすい道が続きます。
ところどころ見晴らしの良い場所もあって、ピストンで歩くのも悪くないかも。
途中伐採作業をしていましたが、特に注意されるでもなくそのまま進みました。
10時半にゲート前到着。
左の通行止め看板のあるところが元清澄山入口になります。
ここから先は何があっても文句が言えないバリエーションコースです。
さて、入ってすぐに倒木が現れ、その後も何カ所も道を大規模に根こそぎ倒木してたり、道が崩落してたり。
荒れてますね……ただ、まあよけて歩いたり乗り越えたりで、ちょっと荒れた登山道程度で歩けるので難はないです。
一カ所を除いて。
多分いろんな方のブログで大騒ぎしてるのがこの崩落部分だと思うのですが、見た感じ全く通れません。
実際元の道は完全に塞がれているのですが、赤テープ見えるように実は5メートルほど高まきで迂回ルートが既に作られてました。
かなり踏み跡が薄いので最低限行けるという程度のルートなのですが、右の写真を見て道が見えるのなら行けるんじゃないですかね?
鎖場の崖を登れる人なら難なく行けると思います。
いずれにしても自己責任です。
ちなみに自分はこの程度の鎖場なら鎖を使わず普通に歩く人なので、参考まで。
しかしこのコース、痩せた尾根を歩かされることが多いですね。
そのうち崩落して通行不能になるんじゃないだろうか?
この手の道は歩き慣れてるので別になんともないのですが、人によっては怖いかもしれません。
11時半に元清澄山到着。
分かってはいたけ見晴らし皆無。
他に見晴らせる休憩場所は無いようなので、こちらでお昼ご飯としました。
今回はちょっと豪華
意外と疲れたのが金山ダムに向かう先ルート。
十数メート程度のアップダウンが結構あって、前半が崩れがあっても起伏が少なかったので、こっちの方が面倒くさい。
涼しくなってからで良かった。
夏場だと汗だくだな、こりゃ。
それと切り通しが多いのも特徴ですかね。
歴史ある山道か修験の道だったのかな?
今回のルートで一番景色が良かったのがこの場所。
唯一の展望地です。
さすが房総半島の奥地、緑が奥深い。
最後は林道歩きですが、程度の差はあれ、ここも倒木なんですね。
横に目をやると、倒木が凄い。
土石流とか鉄砲水にならなければいいけど……
小さな橋を渡ってしばらく歩くと吊り橋が。
ここが金山ダムになります。
もうちょっと広々とした景色を期待したのですが、ため池レベルでした。
そのせいか、ダム湖は無名。
吊り橋近くの林道の入口に通行止めの表示。
「関東ふれあいのみち」だから通行止めなんだろうな。
最後にトンネルを2つくぐって県道に出てすぐ、金山ダムバス停がありました。
始発のバス停なのに、ボロボロなうえにバススペースも無い路駐です。
とはいえ、バスは小ぶりながらもちゃんとした日東交通のバスでした。
有り難いことです。
お帰りは安房鴨川駅から新宿わかしおで帰ってきました。
秋葉原に止まる貴重な特急。
直通で帰れるのはやっぱりいいな。
千葉あずさも止めて欲しい……
それはさておき、ダメもとで出掛けたコースでしたが普通に歩けてしまいました。
千葉県は直す気あるのかなぁ。
とりあえず問題の箇所は越えたので、次回から時間を見つけながら続きに行きたいと思います。
—【参考メモ】—
<秋葉原からの足>
秋葉原
6:05 総武線(千葉行) 6:55
千葉
7:10 外房線(上総一ノ宮行) 7:59
上総一ノ宮
8:03 外房線(安房鴨川行) 9:11
安房天津⇒天津駅
9:17 鴨川市コミュニティーバス清澄ルート(奥清澄行)9:29
清澄寺
<帰りのお風呂>
今回のルート上には適当なお風呂はありません。
<山バッジ>
ありません。