今年の梅雨は晴れないですね。
毎年恒例の7月三連休の山行き。
最後まで天気予報とにらめっこしてたんですが、風雨ってわけでもないのでレイン装備で行ってきました。
我ながら好きよねぇ……
今回のコースは再びの餓鬼岳白沢口。
以前も登ったのである程度コースは分かっていますが、やっぱり足下が滑る天候はちょっと緊張します。
沢沿いの滑るコースだし。
お天気はアレだけど、物好きは少ないながらもいるものです。
6時スタート。
相変わらず沢に落ちそうなコースですが、慎重に進みます。
上りは結構勢いで行けるけど、前回帰りが嫌だったわ。
このコース、最後の百曲がりが有名だけど、どちらかというと大凪山までの上りが一番キツかったわ。
一息つけない連続の上りはつらいっす。
大凪山の時点で9時半。
普通の山を一本登ったくらいだけどまだ半分……ふぅ…
大凪山からの尾根歩きがなんと楽なことか。
そして最後の難関百曲がりへ。
この時点で11時20分。
小休止を挟みながらの歩きながら、連続歩きで疲労ピークの時にここに来るのが名だたる所以だろうか。
実際歩くとつづら折りでゆっくり登って行ける道なので、そこまで厳しくはないんですけどね。
一歩一歩登っていけばいいので、疲れた足には優しい?
最後の15分が微妙に急登なのがイジメ。
疲れた身体には15分て、結構長い
12時半に無事餓鬼岳小屋に到着。
6時間半のロード終了、この日一番乗りらしい。
途中で足が痙攣するし無事着けて良かった。
宿泊の受付をして早速餓鬼岳山頂へ。
この日は霧雨、ガス程度でレイン装備を使うことも無く無事山頂まで辿り着きました。
期待していなかった展望もそこそこあって良かった。
燕岳方面はガスが被っていてちょっと残念でした。
独り寂しい山小屋かなと思ったら、この後登山者と燕岳からの縦走者で結構な人数が餓鬼岳小屋に集まりあました。
お天気悪いのにやっぱり三連休なのね。
天気が良かったらどうなってたことやら。
翌日は燕岳への縦走。
6時前スタート。
完全に雨予報だったのでどうしようかとも思ったのですが、風は無いのと、雨もさして強くないので行きます。
さすがに普通に雨とガスなので、この日はレイン装備です。
このコースの難所ケンズリですが、足場の木が雨に濡れてて滑らないようにちょっと緊張。
乾いていればスタンスしっかりしてるし、それほど怖いコースではないけど気の緩みは禁物ですね。
岩場大好き人として実に楽しい場所でした。
景色があればなぁ……
ケンズリを過ぎると一気に下る。
徹底的に下る。
どこまで下るってくらい下るので、「またこの分登るのかぁと、憂鬱な下りです。」
ガスで下り先が見えないのが、果てしなさが演出されて鬱。
一応GPSで状況は把握出来ていたのですが、把握出来ないと本当に憂鬱になりそう。
おまけに熊笹で道が薄い場所もあって、やっぱり往来が少ないコースなんですねぇ。
9時20分に東沢乗越に到着。
ここで唯一の対向のグループと出逢いました。
でも東餓鬼岳へのピストンだそうで……元気だなぁ。
東沢乗越を2回も通りたくないわw
そして延々と続く登り返しは気が重い~。
足の痙攣は無いからいいけど、休み休みのゆっくりモードに陥りました。
補水が出来ないので汗をかかないように気を遣うのよ。
下ってきた道よりこっちの上りの方が緩やかな気がするのは気のせいかな?
途中の雪渓が7月らしい北アルプスの風景。
一応6本爪を持ってたけど使うこと無く越えられました。
11時前に登り返し完了。
長かった……
もう少し景色があれば達成感があっただろうに。
景色は無かったけど高山植物はたっぷり堪能しました。
コマクサくらいしか知らんけどw
7月はこの景色がいいですね。
やっぱり晴れがいいー
北燕岳にも登ってきましたが、何も無いのね。
せめて山頂標識くらいあれば良かったのに……
さすがに北燕岳から先は道が綺麗に整備されてました。
ここまでが、一般的な登山者のルートということか?
最後に燕岳の山頂に寄ってから燕山荘に12時半に到着しました。
燕岳の山頂写真忘れた
長くて結構疲れるルートとは伺ってましたが、本当に疲れました。
見晴らしがあれば少しは違ったのかもしれませんが、少なくとも体力的には結構くるコースでした。
ということで、次の日は中房に下っただけなので以下略。
さて、これで残りは蝶ヶ岳と徳本峠の間を歩けば、表銀座は唐沢岳から霞沢岳まで全部歩いたことになるので、近いうちに計画したいです。
来月は裏銀座にお邪魔する予定。
幸い平日に夏休みを頂けることになったので堪能してきます。