温泉と上高地で色々発散してきたので、今週はいつもの関東ふれあいのみちです。
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ということで、今回は行川アイランド駅からのスタートです。
Suicaでも乗車できる区間ですが、あえて切符を買ってみました。
長い駅名なのでこういうふうに印刷されるのね。
途中上り電車が遅れていて、単線区間で自分の電車も遅れ気味。
風が強くてその影響らしいですが、帰りのデマンドバスの予約してあるし、中止にするわけにはいかないので、途中で抑止にならないかヒヤヒヤでした。
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なんとか10時過ぎに到着。
しかし良い感じで風が吹いてますよ。
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最初は駅をでてすぐ近く、国道のトンネル手前を海の方に歩きます。
話によると明治期に作られた元のの国道らしいです。
しかしこの日は海側からの強風で、地形的に谷を登ってくるような風が吹いてます。
写真に風は映りませんが、暴風で前に向かってなかなか歩けないという始末。
で、行き着く先は「おせんころがし」という断崖絶壁。
その昔、ここからおせんという人が身を投げた故事からの地名らしいです。
それだけすさまじい断崖ということらしいです。
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枯れ草の向こうに旧道が続いているらしいのですが、この日は暴風で体を持って行かれそうなので先まで行くのは止めておきました。
結構踏み跡があったので物好きは多いみたいです。
ちなみに覗き込んだ崖はそんなに高くないです、自分的には。
穂高の吊り尾根歩きでももう少し迫力あるからねぇ。
慣れって怖い。
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元の道を戻って、今度は国道の反対側です。
最初の元国道があんまりな所なので山の裏側にトンネルを掘ったみたいです。
今の国道トンネルになる前のこちらも旧国道ですね。
有り難いことに山陰になるので幸い風はそれほど無いのです。
しかしこのトンネル、海沿いの集落に出るので、先ほどの暴風がこのトンネルを抜けてきます。
マジでまともに歩けない、ほぼ風洞実験状態でした。
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トンエルを抜けた集落の所に線路の高架橋があり、ちょうどゆっくりと電車が走ってきました。
確かにこんな暴風の谷を抜ける場所じゃ、電車も止まるわな。
逆に帰りが心配だけど、とりあえず歩こう。
最悪、高速バスに逃げれば良いし。
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さて、山側を迂回して海側に出ましたが、ここからは明治期に作られた国道が残ってます。
ちなみに先ほど歩けなかった場所を反対側から見ると絶壁です。
崖の途中が段になってるところが昔の道ですね。
一応道扱いのようで、国土地理院の地図にはまだ記載があります。
ここを歩いた人がやたらと細くて崖の凄い道だとか書いてたけど、崩落防止工事の表面処理で不要な土砂を除けばそりゃ細くなりますよ。
昔は普通に荷馬車が通れるくらいはあったそうなので、この後歩く道くらいのイメージですかね。
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ということで、楽しい海沿いの旧国道歩き……のはずなんですが、風が…
狭い場所では車1台ギリギリって感じですが、やっぱり好き者が多いのか結構車が来ます。
広いところではそれなりに対向が取れるので大丈夫なんですが、人が歩いてるのは想定外の模様w
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この難所を過ぎると小湊に着きます。
駅名に安房が付くので、文化的にもあの崖は壁なんですね。
入ってすぐに誕生寺があります。
日蓮宗の大きなお寺でしたが、コロナ禍のせいか、門前のお店も元気が無いですね。
閉店されてる店もありました。
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港の方は凄い時化模様でこれじゃ船は無理ですね。
この日は東京湾フェリーも休航だったそうです。
海岸に来たら、砂浜の砂が吹き飛ばされて顔に当たって痛い![]()
髪の毛も砂混じりでジャリジャリになってしまいました。
参ったわ。
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さて、ここでいよいよ海とお別れです。
県民の森入口の交差点を右折して山の方に向かいます。
次回海を見られるのは東京湾に抜けてから。
ということで太平洋とは本当にサヨナラですね。
そういえば、小湊を通らない小湊鐵道ですが、本来はこの小湊を終点に鉄道建設をしたそうな。
安房国から山を短絡して物資輸送出来る鉄道ってことだったらしいです。
道の下調べをしていた際にちょっとした知識に、へー![]()
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さて、今回は山道はさして面白くなくて連絡道的な雰囲気。
それでも山道の雰囲気やちょっとした渓谷の景色など、歩かないと気づけないような風景もありました。
久しぶりに海から山に入ったからかな。
そんなに悪くない印象。
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12時半前に内浦山県民の森に到着。
帰りのバスは13時13分ですが、強風で歩みが遅くなった分、丁度良い時間に着きました。
少し時間があるので広場で休憩。
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アウトドア的な場所はもっと人が多いかと思いましたが人は少ない。
首都圏から遠いしね。
おかげで木製テーブルでゆっくりコーヒーを堪能しました。
風で挽いた豆が一度全部飛んだけど……![]()
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お帰りは鴨川市のコミュニティーバスで安房小湊駅へ。
この区間は申し込みをしないと運行されない区間。
よそ者が使えるだけありがたいです。
しかし、一日三便なのが辛いw
実はこのバスは使わずに次のコースに行きたかったのですが、一昨年の台風で道がまだ通行止め。
山道なら行こうかとも思うのですが、大学演習林内の林道ということで、勝手に山に入る訳にもいかないので今回はここまでです。
大学の情報誌によると国の復旧予算が出ているようなので、今年度中には執行されるはず。
つまり三月中には開通するはずなので少しお休みすることにしました。
続きは開通後ですね。
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さて、バスは地域密着なので特急電車との接続は考慮されてません。
余った乗り換えの時間を使って地消、お昼ご飯を頂いてきました。
観光客も来ないし閉まってる店も多いのですが、駅近に良い感じのお店がありました。
店舗が海岸前なので、店に入るまで砂嵐で顔が痛いw
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心配された帰りの電車も、安房小湊駅から行川アイランド駅までが徐行でしたが、普通に帰ることが出来ました。
わかしおに乗るのも何回目だ?
ということで、次回はしばらく先になる予定ですが、多分毎週末どこかに出掛けてるかと思います。
とりあえず明後日の予定を立てねば……
—【参考メモ】—
<秋葉原からの足
>
秋葉原
7:17 総武線(千葉行) 8:07
千葉
8:17 外房線(安房鴨川行) 9:51
行川アイランド
<帰りのお風呂
>
今回のルート上には適当なお風呂はありません。
<山バッジ>
ありません。