前回黒檜山に行った時に積雪があったので、本格的に雪になったら花見ヶ原森林公園にまでタクシーが行けなくなると思い、冬本番になる前にこのコースは済ませてしまおうということで行ってきました。
現地までの交通機関を調べたところどうしても水沼駅に9時半の到着になるのでなんとかもう1時間前の列車に乗れないかと確認必死に調べる。
そうしたら小山経由で桐生まで向かうのが一番早いと判明。
意外でした。
ということで宇都宮線から小山経由両毛線なのですが、この日に限ってものすごい濃霧。
両毛線の電車が濃霧運転でちんたらちんたら~。
わたらせ渓谷鉄道と接続するか電車の中で一人焦ってましたが、乗り換え余裕時間分の遅れだったおかげで待っててくれました。
助かった。
無事予定時刻に水沼駅に着きました。
水沼駅からは30分ほどの道程をデマンドタクシーですが300円はやっぱり破格です。
花見ヶ原林道に入ると前日降った雪で真っ白でした。
まあ、積雪は少なかったので目的地までタクシーが行ってくれましたが今回はスタートから色々と終始ギリギリでしたね。
さて9時に現地スタートでタクシーに乗ってきた道を戻るという切ない歩きから始まります。
まあ、コース指定がこうなってるので仕方ないですね。
標高が高いのでゴッ寒ですが雪景色のせいか歩くのが非常に楽しい&綺麗でした。
坂が結構急だったので凍結してたらちょっとアレですが新雪なので思ったよりハイペースで歩けたー。
9時半に指導標でいうところの村道分岐に到着。
最初林道の方に入るのかと思ったらここから谷へ下っていくことになるんですが、標識がめっさ崖の方向いてるんですけど……道無いけど。
と思ったら崖にへばりつくように道標がありました。
雪が積もってるから滑らないように降りないと。
とその前に今回のコースは二股に分かれてます、意味分からん。
往復で3キロくらいだからさっさと歩きましょう。
結構野生動物の足跡があって楽しかったのですが、こんなのも発見。
これ熊だよねぇ……今年は冬眠に失敗した奴がいるとは聞いてましたが…
9時45分に県道との分岐地点に到着。
スタートから4キロほど。
一方のゴールのわりに何も案内が無いので本当にコースの一部なのか微妙な感じがします。
何で設定されてるんだろうか?
10時10分、再び分岐地点に戻ってきて今度こそ山道に入ります。
最初はどうかと思ったけどすぐに普通の山道でした。
山道に入ってすぐの所にこれも有りました。
前回の終点「村道分岐」がスタートかと思ったら「花見ヶ原」なんですね。
何でだろう。
今回面倒だったのがこの山道に入って沢沿いに降りるまで。
ここまでは良かったんですけどね。
とにかく道が分かりづらい。
荒れてる訳ではなくて治山の作業道があっちこっちにあってどれがメインルートなのか判別出来ないのが問題。
結局真っ直ぐ沢に降りてしまったのっですが降りてから下の指導標を発見。
ヤレヤレ。
時間もあったので逆向きに戻ってみました。
後で分かるとなーんとなく道があるのですが、治山道の方が踏み跡がはっきりしててそっち行くよなぁ。
あれ絶対分からないと思います。
さて沢を渡ったところでお昼ご飯。
今回は久しぶりのカップラーメンに缶詰のチョリソー。
後は普通の林道歩きなので余裕でした。
終点手前に数軒の集落がありましたが、かなりの山奥なので廃村かと思ったら現役でびっくり。
さらに光ファイバーが通ってて更にびっくり。
凄いな、日本。
12時10分終点の麦久保に到着。
途中面倒くさかっただけで意外とあっさりなコースでした。
さて、ここから先は連絡道なのですが群馬県のHPによれば指定連絡道は落石により通行出来ないとのこと。
他の方の情報では通れない訳ではなさそうなので、通行止め看板も出ていないので行ってみることにしました。
さすがに車は通らないのですっかり廃道の雰囲気ですね。
橋とトンネルの現在道を下に見つつ進みます。
麦久保の地名標があるところから先は道路に土が盛ってありました。
最初廃道を自然に還す事業の一環かと思ったら途中まででそういう意図では無さそう。
放置されてるせいか結構落石が見られました。
頭上を見ても木に引っかかってて落ちてきそうな岩がそこかしこに。
落石注意なので崩れやすい春先や雨天後は要注意かも。
山道に比べれば歩きやすいので景色を楽しみながら歩けましたが、所によっては道の崩壊が始まってました。
そのうち進入禁止にされるかもしれませんね。
渓谷沿いで綺麗なのに勿体ない。
問題の落石地点は集落のすぐ手前の所でした。
ああ、確かにこれは無理ですね。
有志が乗り越える用に虎ロープが掛けてありましたが中途半端で素人さんが事故起こさなければいいけど。
状況によってはガードレールの外側をカニノヨコバイするつもりだったのですが普通に乗り越えられそう。
こちら側からだとロープを使うとバランスが取れないので、崩れた金網に手を掛けて崖登りの要領で登りました。
岩は逆スラブ状態なのでバランスを崩すと滑り台を谷底直行なので崖登りに長けた人以外は止めておいた方がいいと思います(山岳登山通り自己責任で)
体一つなら岩の下をくぐるのも出来そうですが、そちらも崖なのでやはりオススメ出来ませんね。
連絡道なので素直にトンネルを通りましょう。
集落を過ぎると再び廃道歩きですが、こちらも紅葉の時期は綺麗そう。
上に見えるバイパスとの標高差が道の険しさを感じます。
14時に最終目的地の水口屋前に到着。
ここが次のコースのスタート地点になります。
既にバスは廃止になってますが、デマンドタクシーの乗り場として停留所が現役で残ってます。
今回はここを目印に15時でタクシーを予約しました。
帰りは水沼駅からわたらせ渓谷鉄道ですが帰りは新型でした。
大間々で1両団体用の車両が増結されたので何かと思ったら相老駅で分かりました。
この日から沿線の夜間イルミネーションだったらしいです。
桐生からの折り返し列車がその見学列車だったみたいです。
とりあえず雪に閉ざされる前に難所を越えてしまって良かった。
この後は雪があってもそれなりになんとかなるコースなので時間が出来たらまた来たいと思います。
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—【参考メモ】—
<秋葉原からの足>
秋葉原
4:49 京浜東北線(大宮行) 4:53
上野
5:10 宇都宮線(宇都宮行) 6:25
小山
6:30 両毛線(高崎行) 7:29
桐生
7:44 わたらせ渓谷鉄道(間藤行) 8:19
水沼⇒水沼駅
8:20 黒保根町ふれあいタクシー 8:50 (※目安です)
花見ヶ原森林公園キャンプ場
<帰りのお風呂>
水沼駅に「水沼駅温泉センター」があります。
<山バッジ>
今回はありません。