暑かった……(渓谷を下るみち+温石峠越えのみち(群馬県No.2&3))

投稿者: | 2016年7月5日

今週末も出掛ける時間が出来ましたが、天気が曇天模様だったのでいつものコースをこなすことにしました。
ということで群馬県コース2回目です。
ところで今回のこのコースはちょっと厄介です。

第一に交通手段に難あり。
いつもなら距離的にも『渓谷を下るみち』を単独で行くのですが、行き着いた先からの公共交通機関が無い。
全く無い訳では無いのですが、バスが平日限定なんですね。
一般向けというより地域の高齢者向けなんでしょう。

第二に情報が無い。
これは『温石峠を越えるみち』の方なんですが、このコース長く連絡道扱いになっていて公式なコースの情報がありません。
あまり面白いコースでも無さそうなのでネットの方も情報が希薄でルートの詳細が分からないんですね。

まあ2番目の方はなんとかなりそうだったんですが、1番目は平日に休みとって行くか10キロほど歩いて最寄りのバス停に行くかタクシーを呼ぶかなんですがどうしたものか。
コンセプト的にタクシーは使いたくなかったので帰りは歩くつもりで行って、時間があれば連絡道になだれ込むということで計画をしてみました。

バスバス停
高崎線の新町駅から日本中央交通に乗り込んで保美濃山まで。
このバス上野村まで行く路線バスなのに長距離。
そして朝イチで来たので現地バス停には7時30分到着。

起点神流湖
さて今回のコース国道から分岐して車道をひたすら登るのですが、あんまり展望が無い。
唯一の展望箇所が分岐から少し入ったここというのが情けない。
とにかく歩く。

分岐
途中別コースへの分岐があるのでまた来ることになりますが、次回はいつだ?

美原トンネル美原トンネル2
途中には美原トンネルもありましたが、歩いて通ると結構長いし暗い。
まあ見えないことは無いですが、車が来ると危ないのでライトを持って行った方が無難かもですね。

雨降山登山口
この分岐を右に曲がれば雨降山行けるようですが、指定はこのまま車道で巻いていくコース。
まあ全体距離があるので登るコースだと一般向けじゃなくなるんでしょうね。
おかげで単調な歩きが続きます。

展望台展望台2
9時に展望台と呼ばれている場所に到着。
でも展望全くなし。
葉が落ちれば見えるんですかねぇ……

道の途中
この日は東京でも35度になるほど暑かったですが、山も凄い湿度と気温。
見るだけでうんざりするくらい霞んでる……湿度高い。

渓谷分岐渓谷分岐2
9時50分渓谷への分岐に到着。
登りがゆったりだった分、結構急な下りです。

下山道下山道2
痩せ尾根的雰囲気の所や渓谷沿いを歩いたりと変化に富んでいて意外と面白かった。
これで前半もうちょっと短ければ良いコースな気がする。

林道分岐林道分岐2
群馬県の紹介ページでも分かりづらい地点として紹介されてましたが、ここは林道から砂防ダム側に下るんですが確かに分かりづらい。
しかも人通りが少ないのか草生してて余計に分かりづらい。

崩壊箇所崩壊箇所2
理由は直ぐに分かりました。
道が崩壊しとる……(台風でやられたらしい
それ程危険な感じはしませんが、あえてここを登ってくる地元の人はいないんでしょうね。
非常に歩きづらい。

妹ヶ谷不動尊妹ヶ谷
そんなこんなで10時半に無事「妹ヶ谷不動尊」に到着。
比較的早く着きました。
参道を降りるとすぐに温石峠への道への分岐になります。

妹ヶ谷バス停へ妹ヶ谷バス停
……が、コースを歩ききるには一旦起終点である妹ヶ谷バス停に向かわねば(こだわりexclamation
10分ほど歩くと旧妹ヶ谷バス停に到着。
今もデマンドバスのバス停にはなってますが土日は運行されてないのがねぇ。
さてここから10キロ歩いて帰るのもアホらしいので連絡道に指定されてる「温石峠越えのみち」に入ります。

しかしこのルート情報が非常に乏しくて色々事前調査が必要でした。
そもそも唯一の道標である群馬県のマップが道路の付け替え前のルートになってるので分かりづらい。
先ほどの分岐は昭和50年代後半に整備された道のようです。

元道
ルートマップによると上妹ヶ谷地区は基本的に水路沿いにルートが設定されていたようです。
ちょうどこの辺りに昔は生活道路があったようで、国土地理院の昭和40年代の航空写真では不動尊の方まで行かずに真っ直ぐ道がありました。
今はとても登れる状況じゃありませんが。
今回は連絡道なのであまりコースにこだわる必要も無いのでせっかくだから昔のコース探索も楽しんでみました。

温石峠への分岐
なので今ある道を登りますが、指導標もこちらにあるので実際はこちらが正式なんでしょう(つまり地図が合ってない)

合流付近坂道
そして登ったところにあるT字路付近まで急坂があったようですが詳細は分かりません。
まあ歩けない以上それ以上調べても無意味ですし。
しかしその先にある急坂が昔の道を偲ばせているように思います。

水路沿い合流点
しばらく歩いて行くと水路が道を短絡するようにありますが、ちょうどそれに沿ってルートも設定されています。普通は道なりなんでしょうが、こちらは歩けそうな感じなので行ってみました。
登っていくとUターンしてきた道には右の写真の指導標裏あたりで出ました(暇人

旧道旧道2
更に道を外れて水路の上流部に当たる地形的には涸れ沢沿いをそのまま進みます。
ここから先は完全に踏み跡も無く山歩きなので自己責任
地形が頼りですが地形図が頭に入っていれば結構分かりやすいです。
途中涸れ沢が2方向に分岐しますが右に行くのが正しい。

旧道3旧道4
登り切って尾根地まで登るとなんとなく昔道があったような感じがします。
まあ、はたしてこのルートがあってるのかは微妙ですがマップ通りには歩いたかな?

林道との合流点
しばらく歩くとぐるっと回ってきた林道と合流。
ここから先は林道をそのまま歩きました。
見た感じ林道が曲がるところでそのまま直進っぽいですが、特徴的な地形もなく迷いそうなのでやめました。
熊と会ったら怖いしw

林道林道分岐
これだけ立派な林道なのに地図に無いのが不思議です。
色々事情がありそう。
暫く歩くと別方向からきた荒れた道と合流します。
多分こっちが旧道ですね。
この道を少し戻ってみましたが全く別の方向に登っていくので、恐らく先ほどの林道から分岐してこの道に至るのだと思います。
しかしそれらしい痕跡は見あたりませんでした。

この後は林道通りなので冒険はお終い。

温石峠温石峠2
11時50分に温石峠に到着。
色々寄り道しながらだった割には早めに着きました。

お昼ご飯
見晴らしも何も有りませんが今回ここでお昼ご飯。
ペペロンチーノに蟹のお味噌汁。
しかし人っ子一人来ないのが寂しい。

出口道路
温石峠から5分ほど歩くと直ぐに道に出ます。
めっさ近い……たらーっ(汗)
でも人はいないし車も来ない…

ソーラーパネル鹿島方面分岐
ゴルフ場跡地のソーラーパネルを左に見つつしばらく歩くと鹿島へ下る分岐があります。
草が伸びてて少し気をつけないと見落としそうです。

山道(バイクあり)
キャンプ場方面との分岐まで道にやたらとタイヤの跡があるんですが、箕輪地区にモトクロス場が出来たのでその出入りにこのコースを通る人がいるみたいです。
前方から唸るエンジン音が聞こえたので端に避けていたのですが、バイクがいい勢いで上がってきました。
正式コースでない以上、事故に遭わないように気を使いつつ通らせて貰いましょう。

キャンプ場分岐モトクロス場
ところで箕輪地区までくるとルートが2方向に分かれますが、昔の地図を見る限りキャンプ場は立ち寄り地(休憩所)ではあるものの本来ルートは鹿島神社と案内されている方です。
現在の国土地理院の地図ではキャンプ場から尾根歩きで鹿島へ至るルートがありますが、恐らく元ルートが開発地域(ゴルフ場予定地)になったために指定し直したようです。
指定はしたものの全く整備されていないのが現状といったところでしょうか。
私有地だと思いますが元ルートはモトクロス場コース脇にそのまま残っているのでそちらを歩かせてもらいました。
だから連絡道なんですかね。

鹿島方面へ鹿島神社入り口
後はコンクリートで舗装された細い道をずっと下っていくだけですが、かつての箕輪地区の生活道路だったかと思うと少々趣もあります。

鹿島神社
ということで13時40分に無事鹿島神社に到着しました。
早く着きすぎてバスが15時50分なので2時間ほど暇を潰してました。
温石峠でお昼を食べなければ13時のバスに間に合ったかなぁ。
でもまあ、これはこれで良しとしよう。

鹿島神社出口上鹿島バス停
神社を出た所にすぐ鹿島バス停があるんですが、次回の最寄り上鹿島バス停まで一区間歩きました。
どうせバスも来ないし続きはこのバス停がスタートになるので。
ちなみに上鹿島バス停のすぐ近くに自販機があるのでこちらの方がバス待ちには都合が良いです。

群馬藤岡駅群馬藤岡駅2
帰りは群馬藤岡駅からついに八高線のお世話に。
枝道があるので次々回になりますが、またここまで来るのかと思うといささか疲れるw

今回距離的には20キロ程度歩きましたが細かいアップダウンが無いので秩父山中のような疲労はありませんが連続で歩くのはやはり辛いですね。
道は分かりやすく簡単なコースでした。

—【参考メモ】—
<秋葉原からの足電車
秋葉原
5:05 京浜東北線(大宮行) 5:09
上野
5:13 高崎線(高崎行) 6:44
新町⇒新町駅
6:50 日本中央バス(上野村ふれあい館行) 7:38
保美濃山

<帰りのお風呂いい気分(温泉)
群馬藤岡駅近くに「ゆったり館」という銭湯がありますが今回はそのまま帰宅しました。

<山バッジ>
当然ありません。

<今回の歩行マップ>
歩行マップ