初の泊まりルート(ヤシオ咲く庚申のみち+お山巡りのみち(栃木県No.23&24))

投稿者: | 2018年5月21日

いきなり枝コース。
ところが栃木県のコースに入って困ったのがNo.24が日帰りだと非常に厳しいこと。
公共交通機関を使用することを前提でやっているので前回の経験から銀山平に着くのは早くて10時。
それから登って庚申山往復だけなら何とかなりそうだけど、「お山巡りも」となるとかなり苦しい。
そこまで時間に追われると焦りで危険が伴うので23&24を併せて泊まりにすることにしました。
幸い素泊まりOKな庚申山荘がある。

太田駅東武桐生線
ということで今回は一番ではなく、東武の2番接続を使ったゆっくりスタートです(4時起きは辛いのよ)
太田まで直通の区間急行なので便利(有料特急は使用しない主義)
おかげで太田駅で時間が取れたので初めての撮影タイムw
今まで紹介してませんでしたが東武桐生線は2両編成のローカルです。

原向駅銀山平へ
今回も原向駅から徒歩で銀山平に向かいます。
ゆっくりめなので駅スタートは10時過ぎです。
あまり考えてなかったですが、入口の交差点から銀山平まで5.3kmだったそうだ。
駅からだと6kmくらいかな?
結構あったのね。

猿田彦神社入口猿田彦神社へ
前回スルーしましたが11時半だし時間的に余裕があるので猿田彦神社に寄ってみることにしました。
細い橋を渡って旅館の裏手に神社があるのですが、前回は登らされそうだったので無視したんですよね。
後々調べたら入ってすぐだったので今回は寄り道です。
一応御朱印帳は持ってきたのですが事前の調べでは庚申の日しか社務所が開いていないらしいので期待はしていませんでした。

猿田彦神社社殿
ところが春の例大祭だったそうで静かにお参りするどころか人いっぱい。
ちょうど神事を執り行う場面で宮司さん初め地元の方や庚申講の方がいるなか階段下で見学させてもらってたんですが、せっかくだからとお声掛けを頂き榊を供える正式参拝までしてしまった。
良かったのかなぁ。
神事後、社務所で御朱印を頂こうと伺ったら、例大祭なので特別な御朱印らしい。
奥の院の御朱印があったのでこれから登山することを話したら下山後にまた来るように言われました。

銀山平登山口ゲート入口
神事見学の後にかじか荘で庚申山荘の宿泊手続きとお昼ご飯を済ませて、いよいよ13時にNo.23「ヤシオ咲く庚申のみち」開始。
登山口に向けて出発ですが進入禁止なので普通に車で来てもここがスタートな訳ですね。

林道林道2
落石たっぷりの長い林道歩きが続きますが、自然たっぷりの渓谷を眺めながらの歩きなので飽きはありませんでした。
帰りは長く感じましたが……w
沢に掛かる橋の竣工歴から昭和40年代に整備された林道のようです。

一の鳥居
14時に一の鳥居に到着。

庚申七滝案内庚申七滝
と、その前に庚申七滝が近くにあったのでちょっと寄り道してきました。
今回寄り道多いな。
行ったはいいものの見学コースは通行止めで上から眺めるだけでした。
苦労した割に切ない。

参道百丁目
さてルートは参道ということもあって山道とはいえ歩きやすい。
なだらか過ぎて落ち葉ではっきりしない場面も多いですが、目印が豊富なので迷う事はないです。
しかし「関東ふれあいの道」的には指導標皆無だけど大丈夫かいな?
途中に百丁目がありましたが、途中途中に○丁目な江戸時代の石碑があって庚申講の歴史を感じます。
ちなみに今の神社は五十八丁目で庚申山にある奥の院が百十四丁目だそうな。

旧猿田彦神社跡地庚申講の石碑
15時過ぎに旧猿田彦神社跡に到着。
さすが聖地だけあって、寄進された庚申講の石碑がいっぱいありました。
本当に関東各地から来てるんですね。

庚申山荘奥の院
もう少し登った所に立派な庚申山荘が建っています。
これで無人とかすごいな。
週末とかは管理人さんもいるそうですがこの日は例大祭の関係で人も多めでした。
今は山荘内に奥の院として祀られているんですよね。
中に入るまで知りませんでした。

天下見晴台へ天下見晴台
さて「関東ふれあいの道」としては天下見晴台まで行かないといけないので更に1kmほど六林班峠の方に入り込みますが日が長いとはいえ15時半なのでとっとと向かいます。
この日は午後から急激に気温が下がる予報でしたが歩いてるうちにどんどん気温低下とこれに伴う強風が、、、一枚羽織っていったけどもう一枚欲しかった。
最後はちょっとした鎖場でした。

庚申山
見晴台は岩場で景色は良かったのですが強風で立つと煽られて墜落しそうになるのが恐かったw
翌日登る庚申山の全景が撮影出来たので良かったですが風で寒かった。

山荘内寝酒
人が多いといってもご覧の通りスペース的にはかなり余裕。
炊事場でレトルトカレーを温めて食べた後は水場で冷やしたチューハイを飲んでさっさと寝るに限る。
日が暮れると電気無いし電波も無いので本当に寝るしかやることが無いですよね。

登山道登山道2
翌日は朝の5時からNo.24「お山巡りのみち」へ。
正直、ただ歩くだけだったらそこまで難しくないのかと思ってたら意外とハード。
岩稜歩きに慣れてれば大したことはないんですが、「関東ふれあいのみち」としてはどうなんだろう。
だから対象外なのかな?
それと昔と大分コースが変わっているみたいですね。
崖の登り口とか昔の梯子が見受けられた辺りが国土地理院コースとほぼ一致するので多分その時代から更新されていないようです。
マップはGPS記録を元に概ねのコースに修正しました。

山頂へ山頂
岩場を越えて上まで行ってしまえばそれなりに緩やかな山なんですけどね。
6時半に山頂に到着。
庚申山は途中の激しさとは打って変わって山頂は樹林帯という山でした。
山頂の満足感が低いのが残念。

皇海山奥日光方面
山頂の先まで行くと最高の景色が待っていました。
ここから先の皇海山へは相当にハードらしいですが今回はここがゴール。
更に遠くには日光白根山も見えて最高のお天気でした。
霜が降りるくらいちょっと寒かったですけどね。

朝食お山巡り
見晴らしで1時間ほどご飯を食べたお後に下山開始。
お帰りは途中から分岐してお山巡りのコースに入ります。
妙義山の中道の更に上のレベルくらいですかね。
上級コースはいいけどなんでコース設定されたのか不思議だわ。

お山巡りお山巡り2
お山巡りは梯子、鎖場好きとしては楽しいコースでした。
いやぁ、真面目に安易に入ると事故りそうなのは妙義山と一緒かな。
9時過ぎに旧猿田彦神社跡地まで下りました。

猿田彦神社御朱印 180519_38.jpg
10時半に銀山平まで戻った後、登山前に聞いた猿田彦神社の社務所に向かって御朱印を頂いてきました。
通常の御朱印以外にも例大祭限定の御朱印も頂きました。
例大祭の時に参拝した人だけに授与されるそうですが、今回は実際に奥の院に行った人だけが頂ける方の御朱印を頂きました。
つまり例大祭の日に登山せよと。
ということでかなりレアな御朱印です。

さて帰りにせっかくだからと通洞まで出て鉱山観光もしてきました。
それなりに面白かったけど全行程歩いたのでいい加減疲れました。
今回は都合泊まりになりましたが、やっぱり日帰りで気安く行けるのが「関東ふれあいのみち」のメリットのような気がするので出来ればこういうのは勘弁願いたいかな。

—【参考メモ】—
<秋葉原からの足電車
秋葉原
6:05 メトロ日比谷線(北越谷行) 6:19
北千住
6:22 東武スカイツリーライン区間急行(太田行) 8:05
太田
8:37 東武桐生線(赤城行) 9:01
相生
9:05 わたらせ渓谷鉄道(間藤行) 10:15
原向

<帰りのお風呂いい気分(温泉)
銀山平に「かじか荘」があります。

<山バッジ>
かじか荘の食堂にある売店で庚申山のバッジが売っています。フロントで断れば中に入って買い物が出来ます。

<今回の歩行マップ>
歩行マップ