道無き道を行く(巨石と杉並木のみち(栃木県No.5 その1))

投稿者: | 2018年7月1日

梅雨明けですね。
短期間で山シーズンが帰ってきました。

さて今回は以前に調べをした厄介コース『巨石と杉並木のみち』です。
公式には連絡コースなのでコースが公開されていませんが、そもそもコースは計画されただけで施設されなかったようです。
なので計画図を元にそれらしい所を歩くということになります。
距離も長いので一日で歩ききれないのが難点で、特に今回はスタートが遅くなるのでお話にならず途中分割することにしました。
今回はその1回目です。
それともう一つ厄介なのが、行きも帰りもバスがデマンド運行で自由が効かないこと。
さすがに運行を申し込んでおいて乗れなかったという訳にはいかないので行きはともかく帰りは現地で申し込むことにしました。

日光線新鹿沼駅
バスの都合上いつもよりゆっくりめ時間の電車。
この電車に会うと東武日光線という感じがします。
昔は浅草まで来てたんですけどね、今は南栗橋で運用分離されてます。
かなりレアな急行で鹿沼まで向かいました。

リーバス旧粟野町役場前
さて前回の終着点であった上粕尾の発光路に向かいます。
残念ながら直通バスは夕方までありません……とりあえず口粟野までは定期バス利用です。
でもマイクロバスなのね、前回は無駄に大きかったのに。
待合所があるので乗り換えは旧役場バス停を利用するのが便利。

デマンドバス
運行予約したデマンドバスは始発便が10時なのでこれが足かせですね。
まあ運行してくれるだけ有り難いですが。
発光路には10時半に到着しました。

発光路林道入口
栃木県のコースマップを見ると前回のコースを逆戻りして峠道へ行く感じで連絡道の一部が見て取れますが、計画コースだと発光路から真っ直ぐ峠に向かって登って行きます。
幸い治山、林業用の林道が整備されているのでそこを歩いて行きます。
木材の積み出す関係でかなり整備された道が続きます。

林道尾根分岐
ただしやっかいなのが林業用なのでやたらと枝道が多いことでしょうか。
特に案内も無いので間違えないように注意が必要ですが、GPS地図を見ながら目指すべき尾根に続いている道はわかったので間違える事はありませんでした。
ただし、右の写真の場所から地理院地図と違ってきます。
地理院地図では正面に見える尾根へと登って行きます、それらしき尾根への取り付きの方向の道が二本ありますがどちらも途中まで登って途切れてしまいます。
その後尾根に登って尾根歩きしても良かったんですが、林道も尾根に辿り着くことは知っていたのでここは無理せず左の緩やかな林道をそのまま進みました。

林道3見晴らし
伐採が進んだ場所まで登ると視界が開けて林業用の道が縦横無尽に作られているのが良く分かります。
しかし良く登ったね。
この日周辺の平地は37度。
標高が高いのでそこまで酷くはないものの暑さでかなりバテ気味になりました。
こまめに休憩を取りながら登ってます。

急登尾根上
滑り止めでしょうか、コンクリート舗装に変わって登りが更にキツくなります。
この最後の登りは本当にバテました。
11時40分に登り切って少し広くなったところに辿り着きました。
ここから先は反対側の谷筋の林業用道とし伸びてるので、いよいよ道を外れて尾根を登ります。

尾根入口ロープ
上の道に出るにはここが最短ルートになるので地元の人も使うのか入口の段差にロープが付いてました。
ロープを使うほどではないのですが目印としては分かりやすい。

林間草地
山に踏み込むと意外と踏み跡があって獣道っぽくなってました。
残ってる足跡から察するに人と野生動物半々くらいって感じw
ちなみに今回、鹿と猿に会いましたが熊に出会わなかったのは幸いでした。
最近は熊鈴だけでなく熊スプレーを持参してます。

送電線東電杭
ちょうど送電線の下辺りは木が無くて青空が綺麗で小休止。
東京電力の杭が打ってあったのでこの尾根は管理地で何かに使ってるのかもしれませんね。

林道へゴミ
10分ほどで上の林道が見えてきました。
距離としては大したことなかったんでしょうけどやっぱり道無き道は不安になります。
最後はゴミの山を越えて道に出ました。
不法投棄酷いな。

出口林道
ちょうどミラーの後ろ側に出ます。
この道自体通常は通行止めで草が生えてますがすぐに峠越えの道に出ました。

舗装道
栃木県のマップの通りの連絡道だとこの道を登ってくることになります。
それよりもかなり距離、時間共にショート出来るので本来ルートは意外とオススメなのかもしれない。
迷わなければ……GPS必須かも。

下り道下り道2
後は舗装道路を下るだけなのでかなり気楽になりましたが、暑くて水分を節約しながらの歩きになったのはちょっと失敗でした。
標高差無いからとちょっと油断してました。

木浦原
13時40分に木浦原の集落まで降りてきました。
標高がかなり下がったのと時間的な要素も加わって激暑い。
しかし自販機があるところまで辛抱なのです。

木浦原バス停
ちなみにここまで来て携帯の電波が入るようになったのと15時のバスに乗れる目途が立ったので電話してデマンドバスの運行を予約しました。
残り1時間、次回のスタート地点の渡戸バス停まで歩きます。

里道旧道
人里の道なので歩きやすいのはいいですが(途中旧道をあえて歩く物好きな歩きもしましたがw)とにかく暑い。
脇にある沢の水が恨めしいくらい喉がカラカラです。

お蕎麦屋さん
ここのお蕎麦屋さんは15時のバスに乗れなかったら17時までの時間調整で寄ろうかと思ってたのですが残念ながらパス。
設置されてた自販機だけお世話になりました。
本当にここで生き返りました。

お天気お店
この日は夕立予報も出ていたので空を気にしながらの歩き。
ちょっと怪しい雲も出ましたが幸い最後までお天気でした。
右の写真のお店はそそられるものがありましたが、アイスを買おうかとアイスボックス覗いたら魚の切り身が入っててアイスが無かった(残念

あきやま学寮前
今回分割地点として次回の最寄り「渡戸」にしましたが、正直一つ手前の「あきやま学寮前」にすれば良かったと後悔しました。
こっちだと庵はあるし、自販機もあってバス待ちがかなり楽だったんですよね。
予約してしまったのが「渡戸」なのでここで時間調整をして進みました。

渡戸バス停
15時に渡戸バス停に到着しました。
バスは19分なので炎天下での待ちが辛い。
せめて木陰でもあれば良かったんですが仕方がない。

葛生駅東武佐野線
お帰りは東武佐野線の葛生駅から。
構内がやたら広いのはその昔石灰の積み出し駅の名残ですがなんとものんびりした駅でした。

電車
しかし屋根の有るところで待ってたら屋根の無い所が停止位置なのね。
不思議な駅でした。

とりあえず連絡道ながら長くルートも良く分からない道でしたが一番の難関と思われた前半の峠越えを無事終えました。
後は結構普通の道なので大丈夫だと思いますが暑いのだけは勘弁だし次回どうしよう……

—【参考メモ】—
<秋葉原からの足電車
秋葉原
6:44 東京メトロ日比谷線(北越谷行) 7:05
西新井
7:08 東武スカイツリーライン区間急行(南栗橋行) 7:53
南栗橋
8:00 東武日光線急行(東武日光行) 8:49
新鹿沼⇒東武新鹿沼駅
9:07 リーバス口粟野線(口粟野車庫行) 9:28
旧粟野町役場
10:00 予約バス(鹿沼合同タクシー) 10:30
上粕尾発光路

<帰りのお風呂いい気分(温泉)
乗換駅になる館林の駅近くに「梅乃湯」がありますが土曜日は定休日だったので寄りませんでした。

<山バッジ>
今回はありません。

<今回の歩行マップ>
歩行マップ